ネイバーがモバイル メッセンジャー‘ライン’に乗って世界へ伸びている。 ラインの成長勢は恐ろしいほどの速度を見せている。 発売2年余りで全世界加入者2億3000万人を突破し、特に日本、東南アジア、スペインなどでは‘国民メッセンジャー’の地位を確かにした。 ゲーム、ステッカー、キャラクター商品などライン関連売上だけで32倍に増加した。
ネイバーの子会社であるライン株式会社は21日、日本東京近隣の千葉県、浦安市にある舞浜アンフィシアターで‘ハローフレンズ イン 東京2013’という題名のカンファレンスを開いた。 カンファレンスは昨年に続き2回目で、これまでのラインの実績と今後の戦略を明らかにする席だ。 今年は韓国、日本、台湾、タイなど8ヶ国の記者200人余りと日本の一般ユーザー200人余りを招請した大規模行事として行われた。 日本でラインは単純なメッセンジャーを越え‘文化’になっている。 行事会場には開始前から参加者が行列を作り、若い日本人参加者たちはラインのキャラクターであるブラウン、コニーなどの模型と写真を撮ることに忙しかった。
森川 亮LINE株式会社代表理事は 「今もライン加入者は時間当り6万3000人ずつ増えていて、一日行き来する対話メッセージは70億件に達する」と明らかにした。 主な使用国は日本(4800万人)を先頭に、タイ(1800万人),台湾(1700万人),スペイン(1500万人),インドネシア(1400万人)等だ。 今月からロシア語をサポートするなど現在17種の言語でサービスを提供中だ。 多様な文化圏で等しく人気を呼んでいるという点で、whatsapp(米国),WeChat(中国),カカオトーク(アジア)等、他のモバイル メッセンジャーより拡張性がより高い。 LINE株式会社はこの日、FCバルセロナのメッシ、ピケのようなサッカースターの姿をステッカーで提供するなど、米国とヨーロッパ方面にも積極的なプロモーションを行なう計画を明らかにした。
ラインが注目される理由の一つは、様々な方面で収益を出しているためだ。 去る2分期、ラインの売り上げは1119億ウォンを記録した。 前年より320%、前分期よりは67%増えた実績だ。 この内ラインポップ、ラインバブルなどのゲーム売上が53%、メッセンジャーで対話をする時に文字の代わりに使用できる多様なキャラクター‘ステッカー’関連売上は27%を占めた。 最近ではステッカーだけで毎月100億ウォン以上を稼いでいる。 キャラクターを人形、マグカップ等に製作した商品も年間に450億ウォン以上の収益を上げた。 舛田淳 戦略・マーケティング担当役員はこの日「今秋からは無料映像通話、音楽、モバイル ショッピング、ラインの有料アイテムを買える‘ウェブ ストア’等の新サービスをライン プラットホームを通じて提供する」と明らかにした。
ラインを育てている所はネイバーの日本法人格であるLINE株式会社だ。 韓国ではラインプラスという子会社を設立し他の海外市場への進出を支援している。 日本にある子会社が主導する事業であるのに、ネイバーが‘ライン’の成功を強調する背景には、最近国内での‘恐竜ポータル’、‘独占’論難を避ける突破口にしようという側面もある。 キム・サンホン ネイバー代表理事は 「ラインを大きな軸として国内コンテンツが世界へ出て行けるよう支援し、ネイバーは国内インターネット企業で初めて世界市場に舞台を移し成功事例を作る」と繰り返し強調してきた。
千葉(日本)/ファン・イェラン記者 yrcomm@hani.co.kr