原文入力:2009-04-22午後09:07:20
2007付加価値誘発計数0.6…毎年下落
チェ・ウソン記者
←輸出付加価値誘発計数推移
去る2007年基準で我が国が1千ウォン分を輸出し実際に稼げるお金は600ウォンに止まることが明らかになった。また輸出を通じて国内のポケットに戻るお金の比重は年がたつほどに減っていると分析された。
韓国銀行が22日発表した ‘2007年産業連関表作成結果’ 資料によれば2007年現在、我が国輸出の付加価値誘発計数は0.600と集計された。輸出の付加価値誘発計数というのは外国に輸出をして稼いだ売上額の中で、賃金と営業剰余など国内の経済主体に戻る持分を意味する。例えば1千ウォン分を国外に持ち出し売った時、400ウォン分は部品代金や技術使用料などの名目で外国にそっくり抜け出て600ウォン分だけを国内経済主体が分け合うわけだ。
輸出の付加価値誘発計数は去る2000年の0.633から2005年0.617、2006年0.609等、継続して低くなっている。このように国内持分に戻る比重が減るのは、輸出が増えても輸出に必要な原材料などの輸入がさらに増えているためだ。去る2006年には13.0%だった全体産業の輸入投入比重は2007年には13.6%に高まった。特に国内産業に占める比重が最も高い製造業の場合、その比重は2006年21.9%から2007年には22.6%まで高まった。
また為替レートが国内物価に及ぼす影響はより一層大きくなった反面、賃金上昇が物価を引き上げる程度は低くなった。為替レートが10%上がる場合2.82%の物価上昇圧力をもたらすが、2006年(2.70%)よりは0.12%高まった。これに反し賃金が10%上がった時に国内物価には平均3.11%の上昇圧力を及ぼすと分析された。2006年(3.17%)よりは影響力が低くなったもので、これは国内可処分所得の中で雇用者報酬の比重が減ったことに伴うものと分析される。
チョン・チャンドク韓銀投入算出チーム チーム長は「我が国の産業構造でサービス業が占める比重を現在の40%から60%まで引き上げるなど輸出よりは内需成長中心で行かなければならない」と指摘した。
チェ・ウソン記者morgen@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/351193.html 訳J.S