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"直接投資はしない" マヒンドラ双龍(サンヨン)車 食い逃げ 再演?

登録:2013-02-18 21:34 修正:2013-02-18 21:46
新車・エンジン開発に1兆ウォン必要だが
"800億だけで、他の追加投資はしない" 念押し
半組立製品 輸出拡大戦略 注目
インド工場で完成車組立‘内心’ほのめかす
双龍自動車‘技術移転’シナリオ?
"今後、双龍車に直接投資はしない。"

 双龍(サンヨン)車の大株主であるマヒンドラ グループがこの間自制してきた双龍車に対する投資について断固たる立場を明らかにした。 去る14日理事会を開き800億ウォン規模の有償増資計画を決議したマヒンドラはその翌日、追加的な直接投資計画はないと釘をさした。

 パワン コエンカ マヒンドラ グループ社長(自動車・農機械部門)は去る15日、一部報道機関と行ったインタビューで「双龍車とマヒンドラは今後4年以内に新車3種とエンジン6ヶを開発する予定だが、ここに1兆ウォンほどが必要だ。 800億ウォン以外は双龍が自ら調達しなければならないというのがインド本社の方針」と明らかにした。

 マヒンドラ グループは昨年10月、国会‘双龍車聴聞会’等を通して2016年までに1兆ウォンを投資するという内容を何度も言及した経緯があるが、実際に投資資金がどの財布から出るかについては明確にしなかった。 チョン・ムヨン双龍車常務は「マヒンドラは2009年の吸収当時、借金を全て整理し双龍車をクリーン カンパニーにした。 自らの調達余力を十分に用意したので、投資は自主的に行えという意味」と説明した。

 これに伴い、双龍車は今後800億ウォンを除く残りの投資財源9000億ウォン余りは金融機関からの借入、社債の発行など外部から調達するなり、車を売って稼ぐ利益で調達しなければならない境遇になった。

 マヒンドラのこのような構想に対して双龍車内部でもマヒンドラが過度に未来を楽観的に見ているのではないかという声が出ている。 負債比率が100%未満(昨年3分期末現在で97%)と低いのは事実だが、昨年はもちろん今年も黒字転換の可能性は低い。

 詳しく見ればマヒンドラ構想は双龍車が2016年までに30万台を販売するという前提を基礎にしている。 経営目標にした30万台を直接投資回避の口実としているという疑問を抱かせる点だ。 双龍車の昨年販売量は15万台で、毎年20%以上の成長をしてこそ30万台目標を達成できる。

 業界ではマヒンドラの内心は全く違う所にあるという分析も出ている。 キム・ピルス大林(テリム)大教授(自動車学)は「マヒンドラ グループが双龍車の自主成長有無よりも、自分たちの技術力確保にさらに気を遣っているのではないかと憂慮される。 追加直接投資がないという話は、食い逃げ論議の再演につながりかねない」と語った。

 これと関連して双龍車が立てている半組立製品(CKD)拡大戦略が注目される。 双龍車は半組立製品の輸出物量を今後3年後に2倍以上増やした年間3000台と捉えている。 マヒンドラが双龍車の半組立製品を受け取りインドの自社工場で組立てる形態で自動車組立技術を確保しようとしているという話が出る背景だ。 双龍車より技術力が低いマヒンドラとしては新車開発に資金を投入するよりは既存製品の技術確保がさらに有利な利害関係を持っている。

キム・ギョンナク記者 sp96@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/economy/car/574410.html 韓国語原文入力:2013/02/18 21:12
訳J.S(1482字)

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