協力業者職員が作業中に負傷し申告事項
道議員 "有害物取扱い業者 登録取消"
京畿道(キョンギド)危機対応システム 遅延も‘俎上に’
京畿道華城の三星電子半導体工場で2年4ヶ月前にも有毒物質であるフッ酸漏出事故で作業者が負傷していた事実が確認され、キム・ムンス京畿知事が5日「当時、京畿道に申告されていない。 関連規定に従い処理する」と明らかにした。
この日、京畿道議会臨時会本会議でヤン・グンソ道議員(民主統合党・安山6)は「2010年9月にも三星電子華城工場でフッ酸事故が発生した。 この間、フッ酸事故を隠してきたことは人命被害があった時には申告するよう定めた有害化学物質管理法規定に違反した行為」として、三星電子を処罰しフッ酸など有害化学物質取扱業者登録を取り消すことを要求した。 キム知事は「該当事故が京畿道に申告されたことはない。 実際、申告しなければならない部分に対して申告しなかったことは関連規定に則り処理する」と答えた。
2010年9月13日午前10時頃、三星電子華城工場10ライン化学物質中央供給装置(CCSS)からフッ酸が漏れ出て、協力業者職員ファン・某氏が負傷したことが最近一歩遅れて明らかになった。
先月28日のフッ酸漏出事故の際に京畿道ののろま対処も俎上に上がった。 ヤン議員は「京畿道はフッ酸漏出申告を受け付けた後に関連法に則り直ちに事故伝播をしなければならないのに、キム知事は2時間近く経った4時30分頃になって口頭報告を受け京畿道は3時間後に関連機関に事故事実を知らせるなど、危機対応システムが作動しなかった」と問い詰めた。 キム知事は「申告内容に不明確な部分があり遅滞が発生した」と話した。 現行の有害化学物質管理法は事故受付の時に発生時刻など5ヶ事項を確認し直ちに伝播し、現場に職員を送り追加確認した後に再報告するよう規定している。
チョ・グァンミョン道議員(民主統合党・華城4)も 「昨年11月の特別点検時には異常がなかった三星電子華城事業場で85日後にフッ酸漏出事故が発生した。 三星電子が有害物質管理を直接行わず協力業者に任せていることを禁止しなければならない」と主張した。
キム知事は‘民官合同調査団に京畿道が参加しよう’という京畿道議会側の提案に対して 「前例がなく不適切だ」として反対した。
ホン・ヨンドク記者 ydhong@hani.co.kr