原文入力:2009-04-14午前08:18:46
チン・ドンス金融委員長 “大企業自助努力必要”
30大グループ収益性 ‘半減’…競争力 大幅悪化
クァク・ジョンス記者,アン・ソンヒ記者
国内30大グループが昨年景気不振の下でも売上と資産は拡大したが財務健全性は急激に悪化していたことが明らかになった。チン・ドンス金融委員長は財務構造が不十分なグループは自ら不良を払いのけることができない場合、銀行を動員し構造調整を推進するという意志を明らかにした。金融界では収益性と財務安全性が他所に比べ大きく劣る中下位グループ6~7ヶ所が金融当局と債権銀行が推進する‘先制的構造調整’対象に上るものと予想している。
13日<ハンギョレ>が30大グループの公正取引委員会に出した2008年財務・経営成果(金融業除外)資料を土台に、成長性・収益性・効率性・財務安全性など四種経営指標を分析した結果、外形規模は増加したものの収益性と財務安全性とで競争力が大きく悪化したことが分かった。これは大企業の無理な外形拡張にともない、全体金融圏の損失と国民経済の衝撃危険が大きくなったという信号だ。
30大グループの売上成長率は平均24.73%で一年前の10.06%に比べて二倍以上の急増だ。資産運用の効率性を示す総資産回転率(売上を総資産で割った値)は0.94から0.95で大きな変化がなかった。しかし収益性を示す売上純利益率(純利益を売上で割った値×100)は3.51%で、一年前の6.7%からほぼ半減した。財務安全性を示す負債比率(借金を資産で割った値×100)も111.18%で、一年前の91.08%から20%ポイントも悪化した。
30大グループ内でも競争力の両極化現象が目立った。三星・現代車・SK・LG・ポスコなど5大グループの収益性は5.44%で、6~30大グループ内の中・下位グループ(0.91%)の実に6倍にもなった。負債比率も最上位グループが80%である反面、中下位グループは156%で二倍にもなった。グループ別に見れば、GM大宇・東洋・錦湖アシアナ・東部・斗山・大韓電線など6~7グループが他所に比べ競争力が相対的に大きく落ちこみ弱点が露出した。
金融圏に対する負債が多い大企業問題と関連して、この日チン・ドンス金融委員長はハンギョンミレニアムフォーラム朝食会講演で「過去に無理した部分は自助努力を通じて整理して行くことが国民経済利益を高めることに役立つ」として自発的な構造調整を促した。彼は‘外国為替危機時の切なる経験’等を取り上げて「債権銀行が主導しはっきりさせることが損失を最小化するという問題意識を共有しなければならない」として銀行が大企業構造調整に積極的に立ち上がることを注文した。
債権銀行らは今月の初めから45ヶ主債務グループ(金融圏債務が多いグループ)に対する信用危険評価作業に入っており、来月中にその結果を土台に該当グループと財務改善約定を締結する予定だ。債権銀行らは現在財務構造がぜい弱で未来収益性まで悪いグループに対しては資産売却や人材縮小などを含むワークアウト(企業改善作業)を推進する方針だ。
クァク・ジョンス大企業専門記者,アン・ソンヒ記者jskwak@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/349646.html 訳J.S