本文に移動
全体  > 経済

軍部隊にチキン店まで…市域商人 反発

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/553177.html

原文入力:2012/09/24 20:26(1180字)

国防部、マートに続きビヤホールも推進
"軍将兵ために競争入札で選定"
商人ら "私たちはどうやって暮らせば"

 国防部が部隊内にチキン専門店とビヤホールまで一方的開店を推進し、地域の商人たちが反発している。 軍が企業型スーパーマーケット(SSM)から納品された商品を売る部隊外マートを年末までに107ヶ所に増やすことにした措置とあいまって論難が拡大している。

 24日国防部国軍福祉団の話を総合すれば、江原(カンウォン)、華川郡(ファチョングン)27師団など全国7ヶの部隊内で農協のチキン専門店である‘トレオレ’が去る7月から営業している。 チキンの価格は部隊外の同じブランドを基準として10%ほど安く軍将兵の間に大人気を呼んでおり、チキンだけでなくピザやパン、コーヒーなど販売品目も多様だ。

 国防部はチキン専門店設置を望む部隊がある場合、追加申請を受け付け検討過程を経て開店を推進することにしており部隊内のチキン専門店は拡大するものと見られる。

 実際、京畿道(キョンギド)のある部隊近隣の軍将兵福祉施設ではすでに去る5月に有名生ビール チェーン店が開店し、忠北(チュンブク)のまた別の部隊にも有名ドーナツ専門店が開業するなど全国的に部隊内チキン・ピザ専門店やビヤホールまで雨後の筍のように開業している。

 これに対して地域商人たちは部隊内にチキン専門店が店を開け地域商圏が大きな打撃を受けているとし、開店撤回を要求するなど葛藤が生まれている。 江原(カンウォン)、華川(ファチョン)27師団の近隣にチキン専門店10店舗とピザ屋3店舗では部隊内にチキン専門店ができた後、配達注文が急に途切れた。

 住民イ・ジョングク(62)氏は「ピザ屋をしている息子が部隊内にチキン専門店ができてから売上が3分の1に減った」として「近隣住民の大多数が軍将兵を相手に商売をして暮らしているのに、これでは全て出て行くしかない」と話した。

 また別のチキン専門店主人も 「部隊内でチキンをより安く売ることは事実上の独占販売行為」として「国防部が軍部隊という特定地位を利用して商売をしているということでないのか」と批判した。

 国軍福祉団関係者は「安くて衛生的な食べ物を提供して軍将兵の士気を高めるために競争入札を通じて業者を選定した」として「地域商店街は休暇で営外に外出した将兵が主に利用し、部隊内チキン専門店は平日に主に利用するので地域経済に及ぼす影響は大きくないものと見られる」と釈明した。

華川(ファチョン)/パク・スヒョク記者 psh@hani.co.kr

原文: 訳J.S