本文に移動
全体  > 経済

30代女性, 雇用悪化 最大被害者

原文入力:2009-03-22午後10:48:51
30代就業者 16万7千人 急減…女性だけで15万7千人↓
雇用率 70.7% 歴代最低…‘生産性 最高年齢層’ 形無し

キム・スホン記者

←30代就業者数および雇用率推移

経済活動が最も旺盛な年齢層である30代の就業者数と雇用率が統計作成開始以後の最低値に落ちた。中でも30代女性が集中的に働き口を失っていることが明らかになった。30代は家計の責任を負っている場合が多く、生産性も最も高い年齢層だ。したがって、これらの雇用不振は経済・社会的に大きい後遺症を産むと憂慮される。

22日統計庁の雇用統計によれば、去る2月の30代就業者数は昨年同月より16万7千人減った581万1千人で、統計庁が‘求職期間4週基準’雇用統計を作成し始めた1999年6月以後最も少なかった。30代就業者は2月基準で2004年には616万6千人に達したが、2007年に596万7千人で600万台を割り込み、2008年には597万8千人だった。これに伴い、2月全体就業者の内、30代が占める比重も2004年28.0%から毎年下落傾向を続け、今年は25.6%まで下がった。

生産活動が可能な人の内、就業者が占める比率を現わす30代雇用率も、去る2月70.7%で統計作成以後の最低値を記録した。特に2月の30代雇用率は昨年の同月より1.7%ポイントも下がった。反面、40代は雇用率が昨年より0.3%ポイント落ち、50代は反対に0.2%ポイント上昇した。これは30代就業者らが40・50代に比べ職場からより速い速度で退出されていたり、30代が相変らず職場を求めることが難しく失業者や非経済活動人口に転落していることを意味する。

30代就業者の雇用悪化は特に女性に目立つ。去る2月の30代男性就業者数は375万1千人で、昨年2月に比べて1万人近く減ったが30代女性就業者数は206万人で、何と15万7千人も減少した。就業者数減少幅は全体年齢と性別に見ると、30代女性が最も大きかった。これは製造業非正規職や食堂などで仕事をしていた30代主婦たちが中小企業の倒産と自営業の廃業とで大挙働き口を失っているためと説明される。統計庁関係者は「30代女性たちが臨時・日雇いと零細自営業者階層に相当部分が含まれていると見ている」として」雇用条件がぜい弱な階層なので、景気が悪くなれば簡単に働き口を失う」と説明した。

一方、職場を求めることができなくて経済活動を放棄する人口が増え、‘ただ休む’という20代失業者が去る2月に30万9千人に達したと集計された。これは関連統計作成を始めた1999年以後、最も多い数値だ。先月の‘ただ休む’20代は前年より21.1%も増加し全体年齢帯の中で増加率が最も高かった。‘ただ休む’人口は失業者に入らず育児,家事,就職準備,心身障害者などと共に非経済活動人口に含まれる。

キム・スホン記者 minerva@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/345604.html 訳J.S