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三星(サムスン)、ノキアを抜いて携帯電話世界1位

原文入力:2012/04/27 22:04(1284字)

1分期 9350万台 販売
世界市場占有率 25%
営業利益 5兆8500億‘最高’

 "2007年初め、2010年までにノキアに勝とうという目標を立て、クリスタルに役員全員の名前を刻んだ誓いの盾まで作った。" チェ・ジソン 三星電子代表理事(副会長)は今年初め、米国、ラスベガスで開かれた消費者家電展示会(CES)でこのように話した。 2007年ノキアの携帯電話販売量が三星電子の4倍だったため、とんでもないことと思われた夢が5年で現実となった。

 米国の市場調査機関ストラテジー アナリティクス(SA)は27日三星電子が今年1分期に9350万台(占有率25%)の携帯電話を販売し世界1位に上がったと明らかにした。 ノキアは8270万台にとどまり2位に押し出された。 ノキアが1998年にモトローラを抜いて携帯電話販売1位に上がってから14年ぶりだ。

 三星電子の今年1分期の携帯電話販売量は昨年同期に比べ36%増加した。 携帯電話の中でも特に利益率が高いスマートフォン‘ギャラクシーノート’が発売 5ヶ月ぶりに400万台以上が売れた。 おかげで今年1分期の三星電子の携帯電話などITモバイル(IM)部門は昨年同期に比べ70%増加した23兆2200億ウォンの売上を上げ、営業利益は193%増加した4兆2700億ウォンを記録した。三星電子の1分期売上額45兆2700億ウォンの半分以上が、営業利益5兆8500億ウォン中の70%以上が携帯電話部門から出たわけだ。 携帯電話の善戦で三星電子の1分期営業利益は分期基準で史上最高記録を再び更新した。

 ノキアは携帯電話販売不振のために1分期で9億3000万ユーロ(約1兆4000億ウォン)の営業損失をこうむり、信用等級も投資非適格等級に下がった。去る1分期の全世界携帯電話全体販売量は3億6800万台であり、昨年同期に比べて3.3%増えた。

 三星電子はスマートフォン市場でも1分期ぶりに世界1位を取り戻した。 三星電子が1分期に販売した9350万台の携帯電話中、4450万台(スマートフォン市場占有率31%)がスマートフォンだ。 アップルは同じ期間にiPhoneを3510万台売って携帯電話販売世界3位、スマートフォン市場2位を記録した。

 三星電子はこの日の実績発表会で5月3日に英国で公開される‘ギャラクシーS3’が「最も成功的なスマートフォンになるだろう」と明らかにした。 ギャラクシーS3は今年第2四半期に国内外で発売されると発表された。

 三星電子の株価はこの日2.54%上がった137万4000ウォンを記録して、時価総額が初めて200兆ウォンを越えた。2006年に100兆ウォンを突破して6年余ぶりだ。

キム・ジンチョル記者 nowhere@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/530339.html 訳J.S