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ソウル 江南(カンナム)‘アクアリウム戦争’

原文入力:2012/03/15 22:39(1367字)

ロッテ、‘コエックス水族館’ 4km離れて4000t水族館
ロッテ "20年前に推進した事業"
コエックス側 "中小企業 市場侵奪"
"大企業の典型的な中小企業市場侵奪だ"(コエックス アクアリウム), "20年前にしようとしていた事業をまたするだけだ。"(ロッテ物産)

 来る2015年末、ソウル、蚕室洞(チャムシルトン)にできる123階(555m)規模の‘ロッテワールドタワー’(第2ロッテワールド)を巡り、ロッテとコエックス アクアリウムが鋭い神経戦を行っている。 15日業界の話を総合すれば、ロッテワールドタワー建設を受け持っているロッテ物産がロッテワールドタワーの地下1~2階にコエックス アクアリウム(水量3000t)より大きな規模(4000t)の水族館(アクアリウム)を作ることにし、約4km離れているコエックス アクアリウムが営業打撃などを憂慮し強く反発している。

 去る2000年からソウル、漢江(ハンガン)南で唯一水族館を運営してきたコエックス アクアリウム運営業者(株)ソウル オーシャン アクアリウム(以下ソウルオーシャン)側は「ロッテが大企業の資本を前面に出してコエックス アクアリウムでノウハウを積んだチーム長クラス人材を引き抜きながら水族館事業を行い、10年を超えてコエックス アクアリウムが固めてきた水族館人気に便乗している」と主張した。ソウルオーシャン関係者は「ロッテワールドタワー水族館ができる下の地下3~5階には石村(ソクチョン)変電所があり、もし水が漏れれば事故の危険性も高い」と指摘した。

 しかしロッテ物産側は「該当チーム長はコエックス アクアリウム退社の後に本人が自発的に志願したのであり、変電所事故の危険性は外部専門家の諮問を反映して防水設計を施した」と反論した。 ロッテ物産などが投資して来る2015年に営業を開始するロッテワールドタワー水族館はまだ運営主体を選定していない。

 ロッテが水族館事業に参入するのは、最近水族館事業が人気のあるレジャー産業として浮上している点と関係がなくはないというのが業界の見解だ。これに対してロッテ物産関係者は「20年余り前にも蚕室ロッテタウン内に米国のシーワールドのような大規模水族館を作ろうとしたことがあって、今回の水族館事業はロッテワールドタワープロジェクトを推進する当初から含まれていたこと」と話した。

 一方、水族館事業熱風は全国的にも熱い。 ソウル、汝矣島(ヨイド)の63水族館を運営してきたハンファホテル アンド リゾートは今年、全南(チョンナム)、麗水(ヨス)と済州(チェジュ)ソプジコジ、そして来年には京畿(キョンギ)一山(イルサン)キンテックス付近に水族館を開く。 ソウル、上岩洞(サンアムドン)DMC・京畿平沢(ピョンテク)・忠北(チュンブク)、清州(チョンジュ)、蔚山(ウルサン)などで推進する大型水族館(水量8000~3万t規模)事業も5ヶある。 キム・ソンファン記者 hwany@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/523789.html 訳J.S