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HSBC 国内営業大幅縮小…韓国市場 整理?

原文入力:2009-03-17午前08:03:32
“中小企業金融 廃止 確定…消費者部門も縮小”
全職員 希望退職 申請…銀行側 “整理ではない”

キム・ギョンナク記者

香港上海銀行(HSBC)がソウル支店の中小企業関連業務組織を大幅縮小するなど韓国での営業活動範囲を減らす。また全職員を対象に大規模な希望退職も実施する。金融圏では2回続いた国内銀行引受失敗以後、苦戦を繰り返してきた香港上海銀行が金融危機をむかえ国内市場の整理に出たのではないかという分析まで出ている。

匿名を要請したこの銀行の高位関係者は16日<ハンギョレ>との通話で「中小企業金融部の廃止は事実上確定し、消費者金融部門も順次縮小する側に最高経営陣が糸口をつかんだと理解している」と明らかにした。この関係者は「昨年、外換銀行引受の不発が国内営業部門の縮小につながることになった」として「国内営業の縮小幅はサイモン・クーパー現銀行長の後任に5月に赴任するマシューディキン パナマ銀行統合総括責任者手にかかっている」と付け加えた。

香港上海銀行は国内で昨年3600億ウォンの純益を出したが、大部分証券分野と資金管理側だけで収益を出し、消費者金融側では微々たる実績だった。銀行圏のある要人は「香港上海銀行が国内銀行合併を通じた韓国市場安着戦略を駆使したために独自の営業力強化には投資を敬遠してきた」として「第一銀行と外換銀行引受戦で2度も苦杯をなめ営業に困難を経験してきた」と話した。

大規模な人員縮小も進行中だ。当初200人余りに達する役員級を対象に希望退職申請を受ける計画だったが、最近では希望退職対象者を1千人余りの全役職員に広げた。この銀行の希望退職は韓国市場進出以後今回が初めてであるだけでなく、全役職員を対象に希望退職申請を受けるのは国内金融圏でもめったに見られないことだ。希望退職に先立ち、昨年末から今年2月まで事実上詰め腹を切らされた役員も一部いると確認された。

大規模減員に対抗して役員らも労組設立を推進している。イ・ミョンジン役員労組準備委副委員長(常務)は「最近、労働部から労組設立申告証明を受け取り、近い将来に労組発起人大会を開催する予定」として「金融危機で就職市場が凍りついた状況での大規模減員は受け入れることはできない」と明らかにした。イ副委員長は「発起人大会をする前だが役員級人員中、50人余りが労組に参加した」として「社側と団体交渉を通じて組合員の権益を守って行く」と付け加えた。

一方、銀行側は大規模希望退職を国内市場整理の手順として見る内外の見解を全面否認した。この銀行のファン・ジナ副代表は「この間、役職員の間から希望退職要求が着実にあった」として「銀行としては1人でもさらに抑えたいが、新しい機会を求めようとする職員たちのために対象者を広げた」と明らかにした。彼は「リスク管理の観点から営業戦略に変化があるが、私たちの銀行は相変らず韓国市場を魅力的だと見ている」と付け加えた。キム・ギョンナク記者sp96@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/344525.html 訳J.S