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三星(サムスン)尾行に感づいたCJ ‘逆追跡’…車を停めさせ捕らえてみれば‘三星マン’

原文入力:2012/02/23 21:45(1477字)

CJが明らかにした事件の再構成
運転手の疑心→CCTV分析→不審車両追跡→警察申告

























CJがイ・ジェヒョン会長に対する尾行を疑いを抱き始めたのは一週間前からだ。運転手が最初に感づき、一週間にわたり彼らを逆追跡した。

 CJが明らかにした経緯はこうだ。イ会長の運転手は去る16日、運転しながら他の車両に尾行されている感じを受けた。度々近づいてくる他の車がいるようだった。運転手は半信半疑で翌日の17日に秘書室に報告した。

 秘書室はすぐにソウル、獎忠洞(チャンチュンドン)のイ会長自宅周辺の防犯カメラ(CCTV)映像の分析に入った。 分析の結果、不審な車両数台が15日からイ会長の自宅周辺を徘徊しているという事実を確認した。CJ関係者は「不審な車両が一台ではなく数台だった」として「三星が複数の人間を動員して尾行したと見ている」と語った。不審な車両が現れ始めた15日は、イ会長の父親イ・メンヒ前第一肥料会長がイ・ゴンヒ三星会長に‘故イ・ビョンチョル 三星グループ会長の遺産であることが認定された借名株式を返してほしい’として、三星生命株式引渡し請求訴訟をソウル中央地裁に出した翌日だ。

 不審な車両がイ・ジェヒョン会長の自宅周辺を徘徊し、会長車両に近づき尾行する状態は20日まで続いた。CJが明らかにした20日の状況はこの車両が露骨にイ・ジェヒョン会長を尾行したことを十分に疑わせる。イ・ジェヒョン会長の車両がこの日午後1時頃に自宅を出発し南大門路(ナムデムンロ)のCJグループ ビルに移動するや尾行していると推定される車両2台が追いついて来て、出勤以後に彼らは近隣のSTXビルの後方に車を駐車させ待機した。同日午後5時40分頃、イ会長が小公洞(ソゴンドン)ロッテホテルに移動するや2台の車両が再び追ってきた。 イ会長の運転手がこれに気づいて同じ場所をぐるぐる回り、尾行車両が筆洞(ピルトン)のCJ人材院の向い側とイ会長の自宅周辺に移動したということがCJ側の説明だ。

 CJが行動に出たのは翌日の21日だ。秘書室はイ会長の自宅近隣にいた黒のオフィラス レンタカーに鋭意注視し、午後4時にオフィラス車両の運転者がレンタカー業者からグレンジャーを受け取り車種を変える場面を目撃した。イ会長がこの日午後7時30分頃、普段とは違う方向に向かって自宅を出るとグレンジャー車両が直ぐに追って来て、CJは尾行車両であることを確信した。CJ関係者は「イ会長の車が動くとすぐに追ってくるので偶然に同じ道を行く車と見るには難しいではないか」と話した。

 CJ職員1人がグレンジャー車両を塞ぎ立ち、この過程でCJ職員の膝がグレンジャー車両に軽くあたった。CJの申告により警察が出動したが、グレンジャー車両の運転者は交通事故処理に必要な名前と住民番号だけを警察に明らかにしただけで、どの会社に通っているかは話さなかった。CJは保険会社を通じて知った名前を持って独自調査に入り、該当車両の運転者が三星物産監査チーム所属のキム・某次長であることを知った。CJ関係者は「方法は明らかにできないが、橋を一本わたれば皆知っている間柄じゃないですか」と話した。チョ・キウォン記者 garden@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/520501.html 訳J.S