本文に移動
全体  > 経済

自営業者向け融資 100兆ウォン 超える

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/510696.html

原文入力:2011/12/18 18:07(1073字)
イ・ジェミョン記者


引退後に創業・銀行競争のために
延滞率上昇‘雷管’憂慮


  今年に入り5大都市銀行の自営業者向け融資(SOHO融資)が昨年比で2倍以上増え、融資残額が100兆ウォンを越えた。 引退したベビーブーム世代の自営業進出と銀行間過熱競争があいまった結果と解説される。

18日国民・新韓・ハナ・ウリ・農協など5ヶ都市銀行の融資現況を見れば、先月末の自営業者向け融資残額は102兆8000億ウォンで、昨年(92兆8000億ウォン)に比べ10兆ウォン(10.8%)も急増した。 銀行圏の家計融資増加率(4.2%)を大きく上回ったのはもちろん、規模も昨年増加額(4兆1000億ウォン)の2倍以上に達する。


  自営業者向け融資は2007年以後、増加傾向が大きく鈍化したが、今年に入って再び増加している。 その原因は中・高齢層の創業熱風と起因している。 1955~1963年に出生した‘ベビーブーム世代’が引退後の再就職が難しく創業にしたことにより今年に入って(11月末基準)自営業者数が13万人以上も増えた。 銀行もこのような流れに便乗して新商品を出し、融資保証を拡大するなど自営業者向け融資を拡大した。 また、金融当局が去る8月以後、家計融資を抑制するや一部銀行が融資増加限度を合わせるために個人信用や住宅担保融資で借りていた自営業者の事業資金を企業融資に分類されるSOHO融資に切り替えるように誘導した影響もある。


  その上、既存家計融資の半分ほどは自営業者が保有しているという分析もあって、ややもすればグローバル景気低迷の影響が国内に本格化しながら自営業の基盤が動揺する場合、わが国経済の雷管として作用する憂慮が高まっている。 実際に自営業者融資の延滞率は去る2分期を底にして上昇傾向へ反転した。 ハナ銀行の今年第3四半期自営業者向け融資延滞率(1.08%)は家計融資延滞率の(0.45%)の二倍を軽く飛び越えた。 チョン・ヨンシク サムスン経済研究所首席研究員は「最近になってデパート・大型マートの売り上げまでが減るほどに景気が鈍化している」として 「自営業業種は景気敏感性が高いだけに内需沈滞が延滞率上昇につながる可能性が大きい」と話した。


イ・ジェミョン記者 miso@hani.co.kr


原文: 訳J.S