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760万ウォンが支払われる言っていた年金保険 受け取ってみたら130万ウォン

https://www.hani.co.kr/arti/economy/finance/510682.html

原文入力:2011/12/18 14:14(1633字)
チョン・ヒョクチュン記者


  #タクシー運転手をしながら老後準備のために年金保険に加入したキム・某氏は、加入当時に算出された保険金と実際に受け取ることができる年金があまりに異なるという事実を知って茫然自失している。 キム氏は1995年6月に月額10万ウォンの保険料を払えば65才から年間760万ウォンを受け取ることができるという保険設計士の話を聞いてS生命の‘老後積立年金保険’(金利連動型)に加入した。 しかし昨年9月、保険会社から年金受領額を再び受け取った結果、加入時に保険会社側から予告したものとは異なり130万ウォンが支給されるだろうという話を聞いた。 加入当時の算出保険金の17%に過ぎなかった。

  #去る1990年D生命‘真実の愛年金保険’(7.5% 有配当確定利率型商品)に加入したパク・某氏は21年間にわたり月10万ウォンの保険料を納入し、60才になる今年 年金予告金額736万ウォンを受け取るために最近保険会社を訪ねた。 パク氏は20年余り前に年金保険に加入した時 「年金支給初年度には736万ウォンを支給する」と明示されていた証書を信じていた。 だが、保険会社では予告した年金の22%である162万ウォンだけが支給されると言った。 パク氏は 「保険会社のために20年余り準備してきた老後準備が水の泡になった」として虚しさを吐露した。


  20年前に年金保険に加入した顧客のうち、最近満期を迎えて加入当時の予定年金額より大幅に減った年金を受けることになる事例がひっきりなしに現れている。 金融消費者連盟が最近出した資料を見れば、老後の生活準備のために金利が10%水準であった1990年代に年金保険に加入した加入者が、年金額が大幅に減り老後準備設計をやりなおさなければならない状況に置かれたケースが少なくない。


  当時、保険会社は高利率で老齢年金予告額を膨らませ、あたかも高額年金が支給されそうに広報して販売したが、現在は市中金利の急激な引き下げにより金利連動型年金保険は15%内外水準に過ぎず、有配当確定利率型商品は予告金額の20%水準に止まっている。


  市中保険会社は金利連動型の場合、加入当時10%を上回っていた金利を基準として予想年金額を算出したもので、今は金利が3%台に下がり実際の受領年金額が低くならざるを得ないと釈明する。


  有配当確定利率型商品も同様だ。 確定利率型商品は加入時に指定した確定利率より定期預金金利が高い場合にのみその差額にあたる配当金を受けられるように設計されている。 例えば金利が10%である状況で確定利率型7.5%である商品に加入したとすれば、その差額である2.5%の追加配当金を受け取れるということだ。 しかし現在の金利が3%台であり加入当時7%台であった確定利率より低いため事実上配当金を一銭も受け取ることはできない。 加入当時に保険会社が提示した予想金額中、約80%は配当を通じて得ることのできる予想収益だったために起きた問題だ。


  イ・キウク金融消費者連盟チーム長は「2000年代に入り低金利状況で加入した年金保険加入者には大きな問題がないが、1990年代に加入した年金保険加入者は現在加入している年金保険を再確認し、どの程度の年金を受け取ることができるかを保険会社に確認した後、老後設計を見直さなければならない」 として 「1990年代に保険会社が販売した年金保険の商品案内書に金利引き下げ時には実受領年金が減ることがあるという内容があり、現実的に補償を受けることは難しい」と話した。


チョン・ヒョクチュン記者 june@hani.co.kr


原文: 訳J.S