原文入力:2011/10/06 17:03 | 原文修正:2011/10/06 17:16(1089字)
チョン・デハ記者
←チャン・ジャヨン氏
光州地検刑事1部(部長パク・ヨンホ)は6日、いわゆる「チャン・ジャヨン(張自然)手紙」に関して、手紙を偽造して裁判所に証拠として提出した容疑(証拠偽造)で、チョン・某氏(31・光州刑務所収監中)を不拘束起訴した。
チョン氏は昨年2月から3度にわたり、チャン氏事件裁判所の水原地裁城南支院に、「故チャン・ジャヨンが、所属会社代表から性接待を強要された」という内容の故チャン・ジャヨン氏名義の手紙271枚を嘆願書とともに提出した容疑をかけられている。検察が手紙の筆跡を鑑定した結果、裁判所に提出された手紙とチャン氏の筆跡が違うだけでなく、チョン氏が作成した陳情書と嘆願書に「コジッ[訳注:『嘘』の意味で終音が間違っている]」、「ウェロウム[訳注:『さびしさ』の意味で母音の綴り間違い]」、「ムルロン[訳注:『勿論』のハングル表記で、『勿』の終音が間違っている]」など、誤った正書法が共通して発見された点から推測して、チョン氏が刑務所で手紙を偽造したと判断した。
検察は2008年8月に作成されたという手紙に、タレントのチェ・ジンシル氏死亡(2008年10月)を前提とした内容があり、手紙の封筒の消印がコピーされたものに見えるという点を、偽造の根拠に挙げた。 また、チョン氏が、2003年2月からの3ヶ月間を除き、1999年9月から収監生活を過ごし、成長過程、住所などを照らしても、チャン氏と知り合いつきあった可能性が希薄だと明らかにした。別の凶悪犯罪で収監中であるチョン氏は、拘束状態のまま、追加で裁判を受けることになる。
チョン氏は2006年1月から昨年8月まで、精神障害などで数十回、薬品治療を受け、この手紙に関しては被疑者尋問を拒否したまま「偽造しなかった」と主張したことが分かった。このため検察捜査でも、なぜチョン氏がチャン氏の手紙を虚偽で書いたのかについては、明確に明らかにならなかった。
チョン氏は城南支院に手紙を提出後、3月に放送会社に情報提供して波紋を引き起こしたが、当時警察は「マスコミ報道を見て想像して手紙を送ったと判断される」と発表後、水原地検城南支庁に事件を送検した。チョン氏が収監された光州刑務所管轄の光州地検は8月、この事件を受けて捜査してきた。
チョン・デハ daeha@hani.co.kr
原文:https://www.hani.co.kr/arti/culture/entertainment/499582.html 訳 M.S