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付けて眠れば‘いびき検査’簡単に

原文入力:2011-03-07午後08:32:19(912字)
カイスト研究チーム センサー開発 家で睡眠障害診断 可能

イ・グンヨン記者

←ユ・フェジュン カイスト教授チームはセンサー(左側写真)を顔に付けて眠れば睡眠障害原因を診断できる‘家庭型睡眠多元検査システム’を開発した。写真は患者がセンサーを付けて寝ている姿。カイスト提供

貼る乗り物酔い薬のように知能型センサーを顔に付けて寝さえすれば家でも一晩で不眠症・いびき有無を診断し処方まで受けることができる、手軽な睡眠障害検査装置が開発された。

韓国科学技術院(カイスト)のユ・フェジュン電気および電子工学科教授研究チームは7日、布の上に集積回路を負わせる‘織物型印刷回路基板’を利用しセンサーを顔と胸に付けて眠れば心臓拍動、眼球と顔面筋肉の動き、脳波、体温などを測定し睡眠障害の程度と原因を分析できる‘家庭型睡眠多元検査システム’を作ったと明らかにした。

睡眠障害は不眠症の他にも睡眠時無呼吸症(いびき)・眠気が襲う嗜眠症・足を動かしたい衝動で眠れない下肢不安症候群などがあり、5人に1人の割合で体験する珍しくない疾患だ。患者は通常、病院で一晩寝て睡眠多元検査を受けているが、診断装置が大きく異物感や周辺環境の変化などで平常時の睡眠状態を測定することが難しく何日も入院しながら精密検査を受ける不便を体験している。研究チームは織物型印刷回路基板で綿棒より軽いセンサーを作り、顔に付けても大きな拒否感が無いようにした。また、患者があちこち動いて一つのセンサーが落ちれば自ずから作動が止まり他のセンサーが作動を始めるようにもした。収集された診断情報は医師に遠隔転送され、診断と処方も患者に遠隔で提供される。

研究論文は先月21日、米国、サンフランシスコで開かれた‘国際固体回路コンファレンス’(ISSCC)で発表され優秀論文に選ばれた。

イ・グンヨン先任記者 kylee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/science/scienceskill/466874.html 訳J.S