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韓国サッカー「黄金世代」、2歳年下の日本代表に惨敗

登録:2022-06-14 06:41 修正:2022-06-14 08:43
U23アジアカップ準々決勝で、U21日本に0-3で敗北
韓国の23歳以下(U23)男子サッカー代表チームが今月12日、ウズベキスタン・タシュケントのパフタコール・スタジアムで行われた2022年U23歳以下アジアカップ準々決勝で日本に0-3で敗れ、座り込んでいる=大韓サッカー協会提供//ハンギョレ新聞社

 大会2連覇を夢見ていた韓国が、難敵日本に完敗した。

 ファン・ソンホン監督率いる韓国代表23歳以下(U23)男子サッカー代表チームは12日、ウズベキスタン・タシュケントのパフタコール・スタジアムで行われた2022年U23アジアカップ準々決勝で、日本に0-3で敗れた。2020年の大会で優勝した「ディフェンディング・チャンピオン」が準々決勝敗退となった。今年で5回目を迎えるU23アジアカップで、韓国がベスト4入りを逃したのは今回が初めて。

 韓国はグループリーグでマレーシア(4-1)、ベトナム(1-1)、タイ(1-0)を相手に2勝1分けを記録し、C組1位で準々決勝に進出した。2024パリ五輪を狙って21歳以下(U21)選手でチームを構成した日本は、グループリーグ2勝1分けでD組2位となり、韓国と準々決勝で激突した。試合を控えて韓国チームでは主力GKのコ・ドンミン(慶南)とFWチョン・サンビン(グラスホッパー)が負傷で、DFイ・サンミン(牙山)が新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受け、エントリーから外された。

先制ゴールを決めて喜ぶ日本の鈴木唯人=大韓サッカー協会提供//ハンギョレ新聞社

 主力の守備ラインが正常に稼動できなかった韓国は、前半戦を通して枠内シュートを一度も打てず、苦戦した。結局、前半22分、危険エリアでフリーキックを奪われ、鈴木唯斗(清水)の右足に先制ゴールを奪われた。守備の壁に当たって曲がった不可抗力の失点だったが、以後急速に日本側にペースを握られ、相次いで致命的なチャンスを許した。

 後半のスタートとともにファン監督は、クォン・ヒョッキュ(金泉)とチョ・ヨンウク(ソウル)を投入して逆転を図った。イ・ガンイン(マヨルカ)とヤン・ヒョンジュン(江原)が数回相手を脅かすチャンスを作り、しばらく主導権を取り戻したが、後半20分に追加失点を許して崩れた。鈴木が流麗な突破に続くシュートを放ち、GKミン・ソンジュンがパンチングしたボールを細谷真大(柏)がそのまま押し込んだ。さらに後半35分、鈴木の左足にダメ押しゴールまで決められた。枠内シュート数の差は2-9で、4倍を超えた。

 2016年大会決勝で対戦し、2-3の逆転負けを喫して優勝を逃した韓国は、その後初の対決で雪辱に失敗した。わずか3年前、20歳以下ワールドカップ準優勝を果たした「黄金世代」がそのまま出撃したため、衝撃はさらに大きい。日刊スポーツは「国際舞台で強度の高い韓国相手に、日本の持つ底知れぬポテンシャルが引き出されたともいえる」と評した。日本は16日1時、開催国ウズベキスタンと準決勝を行う。

パク・カンス記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/sports/soccer/1046749.html韓国語原文入力:2022-06-1323:33
訳H.J

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