原文入力:2010-02-02午前11:00:33(790字)
←<三星を考える>(社会評論)
2007年10月いわゆる‘三星秘密資金疑惑’を暴露したキム・ヨンチョル弁護士の愛唱曲はナ・フナの‘永遠に’と‘愛’だ。去る29日<三星を考える>(社会評論)を出したキム弁護士は本で‘三星一家と歌手ナ・フナ氏に絡むエピソードを挙げて深い印象を受けた’と言う。
この本にはイ・ゴンヒ前会長と三星を巡る多様なエピソードが載っているが、芸能界と芸術界に絡むエピソードも含まれている。歌手ナ・フナ氏とのエピソードもその中の一つだ。この本によれば、イ・ゴンヒ元三星会長一家のパーティーには芸能人,クラシック演奏者,ファッションモデルらが招請された。歌手の場合、人により差があるが普通は2~3曲を歌って3000万ウォンぐらいを受け取る。イ前会長一家のパーティー招請を断る芸能人は殆どいないと知られている。
←ナ・フナ
だが例外があった。歌手ナ・フナだ。三星側からどれほど巨額を与えるといってもナ・フナを呼んで歌を歌わせることはできなかった。ナ・フナは概略こういう立場だったという。"私は大衆芸術家だ。したがって私の公演を見るためにチケットを買った大衆の前でだけ公演する。私の歌を聞きたければ公演会場のチケットを買ってくれ。" お金では買うことのできない一人の歌手の自尊心と誇りがにじみ出る内容だ。
この本には‘管理の三星’が、この間に裁判所・検察・国税庁など権力機関を相手にどれほどのロビーを繰り広げたかということと経営権を世襲する過程で証拠操作も厭わない様子が細かく描写されている。
デジタル編集チーム
原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/book/402333.html 訳J.S