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9月の世界平均気温、歴代5位の高さ…南半球は歴代1位

登録:2021-10-18 06:30 修正:2021-10-18 07:18
温暖化で歴代1~8位はすべて2014年以降の記録 
1~9月の平均は歴代6位…2021年は歴代7位になる見込み
9月最後の週末の30日午後、京畿道坡州市の平和ヌリ公園を訪れた市民たちがピクニックを楽しんでいる/聯合ニュース

 今年9月は史上5番目に暖かかったという分析結果が出た。

 米国海洋大気庁(NOAA)傘下の国立環境情報センター(NCEI)は17日(韓国時間)、「先月の世界の平均気温は20世紀の平均(15.0度)より0.9度高く、9月としては142年の観測史上5番目に高かった」と発表した。特に最も暖かい9月の歴代1~8位がすべて2014年以後に記録され、地球温暖化が顕著になっていることを示した。

 地域的には、南半球ではこれまでで最も暖かい9月が記録されたのに対し、北半球は歴代5位を記録した。また、南米とアフリカの9月の平均気温は歴代1位で、北米は3位であるのに比べ、アジアでは9位を記録し、地域ごとの差が大きいことが分かった。

 1月から9月までの平均気温は20世紀平均より0.83度高く、史上6番目の暖かさとなった。北半球は世界平均と同じく6位だった。しかし、南半球は1~9月の平均気温が歴代1位を記録し、対比を成した。

今年の年平均気温は歴代7位の可能性が最も高いことが分かった=米国海洋大気庁(NOAA)提供//ハンギョレ新聞社

 米国海洋大気庁の分析によると、今年の年平均気温が歴代1位になる確率は1%未満で、可能性はほとんどないが、10位以内に入る確率は99%以上であるという。現在としては7位になる確率が最も高く、6位か7位になる確率は95%と分析される。

9月までに75個の熱帯低気圧発生

 米国立雪氷データセンター(NSIDC)は、北極の海氷面積の年最小値に到達した9月16日の海氷面積は、2014年以来最も広かったと発表した。しかし、1979年の観測以来12番目に小さい面積だったと付け加えた。

 今年9月までに台風など熱帯低気圧が計75個発生し、史上5番目に多かった。先月125兆ウォン(約12兆円)の被害が発生した「アイダ」を含め、大西洋だけで10個のハリケーンが発生し、2010年や2020年に並ぶ熱帯低気圧が最も多く発生した9月として記録された。一方、北太平洋では台風が1個しかなく、1981年以来2010年、2011年と同じくらい台風発生数が少なかった。西太平洋では強い勢力の台風2個(台風14号と16号)を含む4個の台風が発生した。

 一方、韓国の9月の全国平均気温は21.3度と、平年(20.5度)より0.8度高かった。最高気温(25.8度)は平年(25.9度)並みだったが、最低気温(17.7度)が平年(16.1度)より高く、気象観測網を全国的に確保した1973年以来、気温差(8.2度)が3番目に小さいと分析された。台風14号(チャンス―)が済州(チェジュ)と南部地方に影響を及ぼし、6年連続で9月に台風の影響を受けた。

イ・グニョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/science/science_general/1015438.html韓国語原文入力:2021-10-17 12:14
訳H.J

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