「必ずメダルを持ってくる」
今月28日、東京五輪サッカー韓国代表チームのキム・ハクポム監督が坡州(パジュ)の代表チームトレーニングセンターで行われた2020東京五輪関連記者会見で、「メダルの色が何であれ、一つは持ってくる」と意欲を示した。昨年、アジアサッカー連盟U-23(23歳以下)チャンピオンシップでチームを首位に押し上げたキム監督は、2012ロンドン五輪でのサッカー銅メダルを超える史上最高の成績を目標にしている。
東京五輪グループリーグでグループBとなった韓国は、A代表チームのFIFAランキング基準で39位。同グループのルーマニア(43位)、ホンジュラス(67位)、ニュージーランド(122位)よりも上だ。しかしキム監督は「最高の組と言われているが、私はむしろ一層プレッシャーを感じている。上がれば上がるほど強いチームと対戦する。一つ一つ解決していく」と警戒を緩めなかった。
ゴールキーパー2人を含め18人の少ないエントリーを構成するのは非常に難しい問題だ。24歳以上のワイルドカード3人を全員合流させるとすれば、フィールドプレーヤーの席はさらに減る。
キム監督は「予備エントリー50人のうち、ソン・フンミン、ファン・ウィジョ、クォン・チャンフンを含む11人がワイルドカード候補」と話した。また「これまでチームは完全体で練習したことがない。6月の強化試合などで選手たちを再評価しなければならない」と強調した。
もし6月に強豪との強化試合が行われる場合、パウロ・ベント監督率いるA代表チームの2022カタールW杯アジア2次予選の日程と重なる。これについてキム監督は、「五輪代表の選手の中からA代表に選ばれて交代投入されたりベンチにいるよりも、五輪代表チームで完全体で練習することのほうが大事な時となった。ベント監督と調整しなければならない」と話した。
キム・ハクポム監督は選手たちの緊張感も求めた。「五輪の舞台では我々より劣ったチームはなく、みんな個人技が優れている。日本は温度と湿度が高い。体力的な準備がなければベストな姿を見せることはできない。チームに合わない選手は選ばない」と述べた。キム監督はまた、「サッカーは挑戦だ。メダルの色が何であれ、一つは持って来なければならない。組み合わせが行われた瞬間から試合は始まっている」と強調した。