原文入力:2009-09-13午後09:58:02
昼はヒマラヤ道 のしのし…
夜は現地の村の暮らし加えて…
イ・ギョンミ記者
←'公正旅行’で訪れたヒマラヤ トレッキング4日目の先月30日午後、旅行者たちがタトパーニ村へ向かう道の渓谷の間に設置された高架橋を渡っている。
女性13人が一列に並び山道を歩いた。他の人々は山頂に登ろうと必死のあがきだが、これらは森と滝をかきわけて深い渓谷を巡り穏やかに歩いた。ヒマラヤ山脈の海抜3000mの道を6日間トレッキングしたのだ。
それでも風景だけを楽しんだのではない。‘見て食べて楽しむ観光’ではなく‘感じて交わり分かち合う旅行’をした。‘公正旅行’を一緒にしたのだ。公正旅行とは現地環境を害さずに現地人にも恩恵が戻る旅行をしようという運動で、英米圏では1980年代後半から始まった。倫理的旅行,責任旅行とも呼ばれる。我が国では今年の初め中国,雲南省の少数民族に会う‘公正旅行1号商品’が出てきて初めて大衆化が始まったものの未だ足踏み段階だ。
予備社会的企業である‘旅行協同組合MAP’が企画し先月24日から11泊12日間行った‘女たちの公正旅行-我が生涯初めてのヒマラヤ トレッキング’も新しい試みの一つだ。
今回の旅行には韓国人旅行者ばかりでなく10人の現地ガイドとポーターまで全て女たちだけが参加した。ガイドとポーターたちはラッキーチェトゥリ(43)ら、三人の姉妹が運営する‘スリーシスターズ’旅行会社の所属だった。この旅行会社は女人禁制の領域だった観光産業に飛び込み女性ガイドとポーターを育てる所として有名だ。3人の姉妹はネパール女性たちの職業教育を助ける非営利団体も作り運営している。現地の発展を助けるという公正旅行の趣旨に沿った旅行パートナーだった。
旅行者たちは出発前に不必要な荷物を減らすように教育を受けた。宿泊は現地の村で解決し、必要なものも現地で買って使うという原則のおかげでテントや料理道具なども不必要だった。ポーター1人が引き受ける荷物は6㎏を越えなかった。
旅行者たちはまたゴミを出さないようにペットボトル ミネラルウォーターを買わず、各自が持っている水筒に地下水を入れて飲んだ。ある旅行者が袋の使用を減らそうと提案し、記念品を買う時も一つの封筒に集めて入れたりもした。トレッキング途中で泊まった宿舎は貯水タンクが小さく熱い湯を節約しなければならなかったが、誰一人として不平を言わなかった。
旅行者たちは皆、からだは若干不快な代わりに心ははるかに気楽で楽しかったと言った。チャン・ヒョソン(19)さんは「家畜のように言いなりにさせられるパッケージ旅行よりはるかに自由だった」と言い、イ・ソジョン(28)氏は「旅行者とガイドが友人のように過ごせて良かった」と話した。
これらはヒマラヤ ムクティナトゥ村(海抜3800m)まで登り、休養都市ポカラ(海抜620m)に降りてきて旅行を終えた。公正旅行はMAPだけでなく国際民主連帯,イマジンピースなども行っている。
ネパール ポカラ/文・写真イ・ギョンミ記者kmlee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/376482.html 訳J.S