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世界最大‘翼竜 足跡’化石発見

原文入力:2009-09-07午後07:45:24
慶北軍威 1億年前 地層から
長さ 35.4㎝ 幅17.3㎝

←慶北,軍威邑の渓谷の底から発見された1億余年前の翼竜足跡化石.(上の写真)非対称の三本の指跡が見える。下の二つの写真は足跡化石復元図と実際復元模型。 国立文化財研究所提供

1億年余り全地球の空を飛び回った爬虫類である‘翼竜’の足跡化石が慶北,軍威邑で発見された。この足跡化石は測量の結果、現在までに発見された世界各地の翼竜足跡の中で最も大きいことが分かった。

国立文化財研究所天然記念物センターは最近、軍威邑のある渓谷底面の約9000万~1億1000万年前の地層を調査し翼竜足跡がついた化石を捜し出したと7日発表した。

センター側の資料と写真を見れば、堆積岩に残されたこの足跡は長さ354㎜幅173㎜で、典型的な翼竜前足跡の特徴である非対称の三本指が明確に見える。全南,海南で発見され現在まで世界最大の翼竜足跡と学界に報告された‘ヘナミクヌス’(Haenamichnus)の場合、前足跡の長さが330㎜幅110㎜,後足跡は長さ350㎜幅105㎜だ。国内では2ヶ所の他に慶南,河東郡と泗川市,巨済などの地からも翼竜足跡,骨,歯などが発見されたことがある。センターのイム・ジョンドク研究員は「今回発見された翼竜足跡は以前に国内で確認された足跡よりはるかに大きく、化石が出てきた地層も異なり、新しい種類の大型翼竜である可能性が高い」と推定した。研究所側は足跡発見事実を今月末に英国ブリストルで開かれる世界脊椎古生物学会に報告し世界最大の翼竜足跡として国際公認を受ける計画だ。

翼竜は中生代の2億2000万年前から6500万年前まで生きていた。空を飛んだため陸上のみで生息した恐竜とは違う。現在全世界で100種類以上の化石が発見されたが、足跡化石が発見されたのは韓国とスペインなど9ヶ国に過ぎない。

ノ・ヒョンソク記者nuge@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/375428.html 訳J.S