登録 : 2016.10.19 00:10 修正 : 2016.10.22 09:04

WINNERのナム・テヒョン、OH MY GIRLのジニなど 
心や身体の健康問題で活動中止のアイドルが増え 
昨年だけでもデビューしたアイドルは60組の「無限競争」 
ハードなスケジュールで疲労がたまり 
成功の後にはうつ病に悩まされることも 
他人の目を気にし病院のカウンセリングも受けられず

今年健康問題が生じたアイドルたち。左からEXOのレイ、Girl's Dayのヘリ、WINNERのナム・テヒョン、OH MY GIRLのジニ//ハンギョレ新聞社
 アイドルが病んでいる。最近、心や身体の病気で活動を中止する事例が増えている。今年だけで10人あまりになる。

 4日にはクレヨンポップのソユル(26)がパニック障害で活動を中止し、12日にはWINNERのナム・テヒョン(22)が心理的な問題のためとして活動を中断した。所属プロダクションのYGエンターテイメント側は12日に公式に立場を表明し「ナム・テヒョンが練習生時代から患っていた心理的な健康問題がここ数カ月間非常に悪化した」と話した。8月にはOH MY GIRLのジニ(21)が拒食症の症状で活動中止を伝えた。

 身体的な健康にも赤信号がともった。4月にOH MY GIRLのスンヒ(20)が過呼吸症候群で失神し救急室に緊急移送され、今月11日にはEXOのレイ(25)が睡眠不足で仁川空港から飛行機に乗る直前に失神した。2月と3月にはEXIDのハニ(24)とGirl's Dayのヘリ(22)がそれぞれ疲労の累積による腸炎と脳髄膜炎で病院に運び込まれたことがある。イ・ギョンギュやキム・グラなど、最近3年間でパニック障害だと告白した芸能人が20人ほどであることに比べると、アイドルの発病頻度は高い。

 多くのアイドルが心と体の病気を患う現実は、韓国のアイドルシステムの現状を物語っているという指摘が出ている。アイドル専門のウェブマガジン「アイドロジー」が発行した「アイドル年鑑2015」によると、昨年デビューしたアイドルだけで計60組、324人だ。「激しい競争の中で知名度を上げるために休まず走り続けなければならない彼らには、心と体の健康を気にする余裕がない」と、ある芸能人のマネージャーは語った。

 実際、病んだアイドルたちはデビュー1~5年目に集中している。2015年にデビューしたGFRIENDは、デビュー以後まとまった休暇もなく新曲を出して活動した。メンバーのオムジは左大腿部縫工筋捻挫を患った。歩いたり膝を動かす時に使う筋肉に無理がかかったのだ。ある芸能人のマネージャーは「デビュー5年目まではプロダクションのスケジュールに従い、私的な時間はほとんどないと言える」と話した。不規則な生活で食事を適時にできないのが普通だ。

 心の病気もまたアイドルの環境と関連しているという診断が出ている。大衆に露出する窓口が多く、些細なことでも悪質な書き込みなどがあふれる状況に、まだ年若いアイドルたちは耐え切れないということだ。スリムな体つきなど、アイドルを覗き見的な消費の対象として見る社会の視線も後遺症を生む。地上波のある芸能プログラムのディレクターは「OH MY GIRLのジニの拒食症は衝撃的だった。同じようなアイドルがもっといると思う」と話した。寮で毎日朝夕に体重を検査するなどの強圧的監視もまたストレスとして作用する。別のプロダクションのマネージャーは「団体生活システムによるコントロールと葛藤が心の病を引き起こしもする」と話した。

 ほとんどのプロダクションが、所属する芸能人が希望すれば精神科医の相談を紹介し、1年に1回定期的に健康検診を受ける形で気をつけていると明らかにした。FNCエンターテイメントは「練習生時代からヒーリングプログラムを設け、定期的にすべての練習生を対象に講義も聞かせるようにしている」と話した。デビュー年齢が下がりアイドルグループが増えるにつれ、プロダクションもより気を配っているようすだ。あるプロダクション関係者は「詳しく明らかにすることはできないが、考えられている以上に芸能人の健康には投資している」と話した。

 しかし、このような管理にも限界があるのは明らかだ。特に人気が高いアイドルであるほど、外の目を気にして病院に行くのを憚るケースも多い。韓国コンテンツ振興院が2011年に大衆文化芸術家支援センターを設立し、心理カウンセリングサービスを始めて以来、芸能人の心理カウンセリングは2011年の40件から2013年には107件へと着実に増えたが、うわさを恐れて気軽に病院を訪ねる人はあまりいないという。ある俳優は「カウンセリングを受けたくても秘密が守られるか憚られるのに、頻繁に露出するアイドルたちはもっとそうだろう」と話した。「定期的に行かなければならない健康検診も、まだ若いアイドルたちは重要性を認知していない可能性が高い」とした。最近は芸能界デビュー年齢がどんどん若くなる傾向であるだけに、もっと体系的なプログラムを用意すべきだという声も高まっている。心理カウンセリングアナリストのイ・スンウク氏は「危険なときに助けを求めやすくすることが重要だ。プロダクションのレベルで1年に2回定期的に心理カウンセリングを受けられるプログラムを設ければ役に立つだろう」と助言している。

ナム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-10-18 18:41
http://www.hani.co.kr/arti/culture/entertainment/766272.html 訳M.C(2234字)

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