登録 : 2015.09.16 15:09 修正 : 2015.09.17 06:53

大型ホテル建設計画が推進されたソウル一等地

旧大韓帝国の迎賓館だった大觀亭=資料写真//ハンギョレ新聞社

 6月に開かれた専門家現場検討会議で
 基準値より16点高い90.6点
 文化財庁「点数はあくまで参考」

 プヨングループが大型ホテル建設計画を推進し物議をかもしてきたソウル小公路(ソゴンノ)103番地の旧大韓帝国迎賓館の大觀亭跡が、今年6月に開かれた専門家現場検討会議で原状保存基準値を超える高い評価点を受けたにもかかわらず、文化財委員会が2カ月後に緊急会議を開き移転復元する案を電撃通過させた。

 この事実は国会教育文化体育観光委員会のパク・ヘジャ新政治民主連合議員が最近文化財庁から大觀亭跡審議関連資料を提出させ分析した結果明らかになった。 6月30日、大觀亭跡の発掘現場で開かれた「専門家検討会議」の結果報告書によれば、専門家たちが大觀亭跡の埋蔵文化財の保存価値に対する評価点数は100点満点で90.6点だった。 文化財庁が「発掘調査の方法および手続きなどに関する規定」により設定した原形保存あるいは移転復元を決める基準値(74.31点)よりはるかに高い点数だ。 当時、現場会議に参加した文化財委史跡分科委員長であるチェ・ソンナク(木浦大)教授とシン・ヒグォン(ソウル市立大)、アン・チャンモ(京畿大)、ハン・ピルウォン(韓南大)教授はこのような評価結果を基に場所の歴史性を尊重し本来の場所の慎重な保存検討が必要だと指摘していたことが会議録で確認された。 しかし、文化財委員会埋蔵分科委員らは今月2日に緊急会議を開き、2カ月前の評価にともなう原形保存方針を覆し「建物内移転保存」決定を下した。 2日の会議に参加したある分科委員は、「文化財庁がはやく決定を下してほしいと極めて突然招集した会議だった。ホテルが建つ土地の現在の相場は3000億ウォン(約300億円)を超えており、史跡指定と政府の買い取りにより保存することは不可能という意見により移転復元案を議決せざるをえない状況だった」と伝えた。

 パク・ヘジャ議員は「原形保存の基準値である74.31点をはるかに超える埋蔵文化財に対して移転復元決定を下すには、明確且つ客観的な根拠資料を分科委員と文化財庁が提示すべきだった」として、「具体的説明もなく基準値より16点も高い点数を受けた文化財を移転復元することに決めたの問題」と指摘した。文化財庁発掘制度課側はこれに対して「保存評価点数は審議のための参考用平均値であり、原形復元の絶対的基準ではなく現場の開発状況を考慮して保存方針が変わることもある」と説明した。

ノ・ヒョンソク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-09-16 08:13
http://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/709086.html 訳J.S(1222字)

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