原文入力:2009-05-19午後07:22:57
東亜大, 富民洞庁舎 内部改造
国宝2点含む3万点余り所蔵
シン・ドンミョン記者
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釜山の旧臨時首都政府庁舎が大学博物館(写真)に変わり、19日開館した。
東亜大は80億ウォンをかけて2004年12月から4年半にわたる工事の末に釜山西区,富民洞,富民キャンパス内の旧臨時首都政府庁舎を大学博物館として新装し、この日午後に再開館式を行ったと19日明らかにした。この建物は当初、日帝強制占領期間の1925年に慶南道庁舎として建てられたルネサンス様式の3階建赤レンガの建物だ。
韓国戦争の際には臨時首都政府庁舎として、1980年代以後は裁判所庁舎としても利用されたこの建物は、2002年東亜大がその一帯の土地とともに買い入れ富民キャンパスを作ることにより大学博物館として新しい姿を備えることになった。この建物は現在、国家登録文化財第41号に指定されている。
東亜大は既存九徳キャンパスにあった博物館をこの建物に移すため懸賞設計公募を経て外部の姿を原形とおり生かし、全体施設を改善・補修した。新しい博物館は建築面積1809㎡(547坪),延面積4656㎡(1408坪)の地下1階,地上3階規模で、収蔵庫と遺物展示室,考古資料室などの他に臨時首都政府庁舎展示室とセミナー室などを備えた。特に朝鮮後期,純祖時の圖畵署畵員たちが東側宮廷の昌徳宮と昌慶宮の全景をあたかも航空撮影をしたように細かく描いた576×273㎝大の<東闕図>(国宝第249号)はこの間、空間が不足した既存博物館で折りたたまれたまま保管されてきたが、新しい博物館でその姿を見られることになった。この他にも博物館には計3万点余りの遺物が所蔵されている。
博物館は月~土曜日午前9時30分から午後5時まで開門し入場料はない。
シン・ドンミョン記者tms13@hani.co.kr,写真東亜大提供
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/355680.html 訳J.S