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慰安婦ハルモニの最後の頼み… "二度と戦争はするな"

登録:2013-07-19 19:45 修正:2013-07-20 09:09
映画‘帰郷’

世の中のすべての映像

http://youtu.be/q54PN-b6zBQ 映画‘帰郷’前篇映像、‘私と私たちの話’

 "ある日突然引きずられて行った/どこへ行くかもわからずに/何日か船に乗って行って/お母さんを思い出して泣いたその時/私の年は十四才/毎日押しかけて来た軍人/なぜこうなるのかも分からないまま踏みにじられた" 慰安婦被害ハルモニを素材にした映画<帰郷>の前篇映像が公開された。 映像は映画の主題曲‘私と私たちの話’を背景に、帰郷のあらすじを漫画で描いて紹介した。 映像に使われた絵と音楽は、慰安婦被害ハルモニを支援する人々が自発的に参加して作った作品だ。

 映画<帰郷>は歴史的傷の癒えない慰安婦被害ハルモニと予期しない事件で両親を失ったある少女の苦痛を重ねて、苦痛を治癒する過程を盛り込んだ。 従軍慰安所で会った友達であるチョンミンとヨンヒを通じておぞましい日本軍‘性奴隷’生活と従軍慰安所の辛い歴史を告発する。 戦争末期、二人の少女は必死な脱出を試みる。 しかしチョンミンはヨンヒを助けようとして代わりに銃に撃たれて死を迎える。 時間が流れて白髪の老人になったヨンヒは、チョンミンを忘れることができなくて再会を望んだ。 二人は巫女ウンギョンの鎮魂を通じて再会し、チョンミンは夢にまで描いた故郷とお母さんの中に戻ることで幕を下ろす。

 帰郷は慰安婦被害者であるカン・イルチュル ハルモニの実話を基にあらすじを組んだ。 カン ハルモニは1928年慶北(キョンブク)尚州(サンジュ)で生まれ、1943年‘報国隊に選ばれた’と言って家に押しかけて来た巡査に拉致されるように従軍慰安所に連れていかれた。 チョ・ジョンネ監督は「カン ハルモニが美術治療の過程で描いた‘乗せられる女の子たち’を見て、帰郷のあらすじが浮かんだ。 花のように美しい年で絶命した少女たちをせめて魂だけでも家に送りかえす話を描きたかった」と話した。

 帰郷の主題曲‘私と私たちの話’の最後の一節はこのようにして終わる。 "生まれ変わることができるならば/女に生まれたい/結婚もして子供も産んで/他の女たちのようにそのように/私と私たちの話をぜひ覚えていてほしい/そして、どうかお願いです/二度と戦争はするな/二度と…." <帰郷>は社会問題を扱った映画<26年>や<ノリゲ(おもちゃ)>のように一般の人たちの後援を受けて製作費を集めた後、2015年の封切を目標にしている。 ホームページ(guihyang.com)を通じて誰でも製作後援に参加できる。 後援問い合わせ:070-7661-4530.(日本国内からは+82-70-7661-4530)

パク・ジョンチャン<ハンギョレTV>記者 pjc@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/culture/entertainment/596400.html 韓国語原文入力:2013/07/19 19:03
訳J.S(1280字)

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