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[本] 歴史と出会う‘踏査記’日本の知性も揺り起こすか

私の文化遺産踏査記 1~7/ユ・ホンジュン著/創批 編集

 今月で第1巻出版から20周年をむかえた人文書最高のベストセラー<私の文化遺産踏査記>(創批)シリーズが第7巻まで計330万部が売れた勢いに乗って、日本編2巻がまもなく出版される。 著者ユ・ホンジュン明知大教授は16日「最近、安倍政権の無頼さが度を越し、東アジアの葛藤を深化させているのを見ながら、日本編を急いで出さなければならないと考えた」と明らかにした。

 ユ教授は 「日本は古代史コンプレックスのために歴史を歪曲し、韓国は近代史コンプレックスのために日本文化を無視している。 もう両国は共にこのコンプレックスの色眼鏡を投げ捨てなければならない時になった」として、自身の本がお互いが相手をもう少し明確に理解する上で助けになることを願うと語った。

 "人間は分かっただけ感じられるし、感じただけ見える。" "愛すれば分かり、分かれば見えるので、その時に見えるものは前と同じでないだろう。" "鐘の音は打つ者の力に応じて鳴り響く。"

 仏教の禅問答に出てきそうな先人のこのような警句が世の中の道理をどれほど切々と的確に表わしているか、多くの韓国人は20年前にユ・ホンジュンの<私の文化遺産踏査記>を通じて初めて実感した。 1993年5月に<私の文化遺産踏査記>第1巻が出版されて、二ヶ月後の7月27日、‘私はどうしても言いたい’というタイトルをつけた日刊紙コラムに故パク・ワンソ作家はこの本を読んだ衝撃を "私はあたかも盲人が目を開いたような驚きを経験した" と表現した。

 来る7月に出版予定の<私の日本文化遺産踏査記>は第1巻‘九州編-光は韓半島から’と第2巻‘飛鳥・奈良編-飛鳥の野に百済の花が咲きました’というタイトルで読者と出会う。

ユ・ホンジュン踏査記の魔力が韓国・日本両国の人々の心を動かし両国関係まで変えられるだろうか。

ハン・スンドン記者 sdhan@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/culture/book/588135.html 韓国語原文入力:2013/05/19 21:28
訳J.S(936字)