現在残っている龍山(ヨンサン)基地内日本軍兵営施設は、1905年乙巳保護条約直後に樹立された‘永久兵営計画’により1906~1913年8年にかけて築造された。 日本軍は露日戦争の後、朝鮮および中国侵略のために歩兵部隊を強化し始め、1920年頃には安定した編成が完成された。 龍山基地には13師団、6師団、2師団、8師団、9師団などの地域師団が交代で駐留し、1915年に20師団が常駐体制として編成され1942年太平洋戦争に出動するまで留まった。
1927年朝鮮総督府で製作した‘龍山(ヨンサン)市街図’(ソウル歴史博物館提供)を見れば、当時龍山朝鮮駐屯軍の兵営施設と編成が分かる。 それだけでなく軍司令部、陸軍倉庫、歩兵連隊兵営が龍山駅と緊密に造成された点、野砲兵営の西側に人為的に日本の民間施設が造成された点等から推し量って兵営の全方向的性格を察することができる。
イム・ジョンオブ記者 blitz@hani.co.kr
写真 培材(ペジェ)大キム・ジョンホン教授・ソミョン出版パク・ソンモ代表 提供、キム・テヒョン記者