原文入力: 2012/07/26 16:47(1447字)
パク・ウォンスン ソウル市長が来月初めの夏期休暇期間に歌手イ・ヒョリ氏が推薦した本またはイ・ヒョリが書いた本を読むと明らかにした。 二冊とも動物と人間の関係を考え直す本だ。 不法捕獲されたソウル大公園のイルカのチェドリをもともと棲んでいた済州(チェジュ)の海に放してやることに決めたパク市長は、今年下半期のソウル市組織改編の際、動物福祉関連課を作る考えだと明らかにした。
パク市長は25日夕方フェイスブックに文を載せて「8月1日から私の夏期休暇に読む本です。暑い時は読書が最高の避暑です」として13冊の“読書避暑”目録を公開した。
パク市長は休暇の時に読む最初の本としてショーン・ケニフ(Sean Kenniff)の書いた『夢見る牡牛』を挙げた。ジェーン・グドールとイ・ヒョリ氏が強力推薦したという。 牡牛のエトゥルの視線で話を進めていくこの本は、「動物と人間が共に幸せになり得る道はないだろうか」という問いを投げかける。 パク市長はイ・ヒョリ氏が育てているペットの犬との話を書いたエッセイ『近くに』も読むと語った。
彼は大統領選挙走者に挙げられているアン・チョルス ソウル大融合科学技術大学院長と関連して「現在もっともホットな『アン・チョルスの考え』を読んでみないわけにはいかないでしょう」と言った。 パク市長は25日午後、ソウル市庁の西小門(ソソムン)庁舎13階の大会議室で市の幹部と投資・出資機関長、職員、一般市民などと共にする読書会の席で「今回の休暇期間に最近ベストセラーに浮上した『アン・チョルスの考え』を読む」として「個人的によく知っている方だが、どんな考えでこの本を書いたのか、熟読してみるつもりだ」と話した。
パク市長は漫画家チェ・ギュソク氏が半地下の部屋に住む青春を扱った『湿地生態報告書』と都市貧民家族の25年間の人生について話す『舎堂洞(サダンドン)+25』も「心で読み取ってみるつもり」と語った。 彼は「ちゃんとした住宅でない読書室や簡易宿所に暮らす人がソウルに40万人もいる。 『湿地生態報告書』を見て重い責任を感じることになるだろう」と話した。
パワーブロガーであるオギサ(訳注:本名オ・ヨンウク、建築家・挿絵画家)がソウルの都市計画に関する考えを盛り込んだ『それでも私はソウルが好きだ』もパク市長の避暑読書目録に入った。
パク市長は世の中に対する洞察を深めるための本としては、塩野七生の『十字軍の話』、チョン・ミン教授の『人生を変えた出会い-師匠チョン・ヤギョンと弟子ファン・サン』、ジョセフ・スティグリッツの『恐れることのない未来』を休暇のバックパックに入れる予定だ。 未来のメガトレンドを分析したサムスン経済研究所の『チェンジ(Change)』と詩選集『詩を読むにいい日』もパク市長の避暑読書目録に入る。
パク市長は「ソウル市長を務めようと思ったら万物博士にならなければなりませんね」と言い、「(休暇は)近郊に出かけて、しっかり本を読んで来ます」と約束した。 パク市長は今回の休暇の間に、昨年夏に白頭山脈を縦走して見たこと感じたことについて書く計画だとも話した。
クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/544368.html 訳A.K