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[土曜版]企画 金曜日の発表が怪しい怪しい

https://www.hani.co.kr/arti/culture/entertainment/516411.html

原文入力:2012/01/27 21:44(1085字)
チェ・ソンジン記者

政府、世論不利な記事のネタ 閲読率が低い土曜版狙い

 先月23日、知識経済部傘下の韓国水力原子力は慶北(キョンブク)、霊徳(ヨンドク)と江原道(カンウォンド)、三陟(サムチョク)を新規原子力発電所候補地に選定したと発表した。 新規原子力発電所候補地選定は1982年以後30余年ぶりのことだった。

 当初、韓国水力原子力は昨年3月までに原子力発電所候補地に対する評価を終え夏に選定結果を発表する予定だった。 政府発表を遅らせるようにした原因は同年3月に勃発した日本、福島原子力発電所事故であった。 この事故で原子力と放射能流出に対する国民的不安感が大きくなり政府は原子力発電所候補地発表を一貫して先送りしてきた。 政府が悩んだ末に選択した日は、クリスマスイブであり週末でもある12月24日を翌日に控えた金曜日だった。 原子力発電所候補地選定関連記事は当然に政府発表の翌日である土曜日の新聞に載せられた。 ノ・ワンホ人道主義実践医師協議会反核委員は 「原子力発電所に対する反対世論を意識した政府が、わざわざ週末を控えた金曜日を発表時点に決めたのだろう」と指摘した。

 政府が特別な理由もなしに金曜日にこのような発表を出すならば、土曜版の閲読率が平日新聞に比べて下がるという事実を狙ったものという疑いをかけられるのに充分だ。 2008年4月、韓国新聞協会が全国3375人の新聞読者を対象に実施した‘読者プロファイル調査’結果によれば、土・日曜日に新聞を読むという読者(55.7%)は月曜日(83.9%)や金曜日(79.7%)より大幅に少なかった。

 実際、知識経済部は金曜日だった先月2日午後には電気料金引上げ案を発表した。この日の電気料金引き上げは8月に続く2回目であった。 批判世論が起こることは当然だった。 知識経済部出入り記者の間では、それを恐れた政府が金曜日を発表時点に選んだという指摘が出た。 昨年‘手抜き捜査’論難を呼んだ検察のハン・サンリュル前国税庁長捜査結果が出たのも4月15日金曜日の午後であった。 キム・スンス韓国言論情報学会長(全北(チョンブク)大新聞放送学科)は 「政府が不利な記事のネタを意図的に金曜日に出すのは当該イシューに対する社会的討論を一部遮ること」と語った。 チェ・ソンジン記者

原文: 訳J.S