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[社説] 統合進歩政党、‘新しい政治’の渇望を取り込むべき

https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/505937.html

原文入力:2011/11/17 19:13(1114字)


進歩政党が昨日統合に合意した。 民主労働党と国民参与党、進歩新党出身のノ・フェチャンとシム・サンジョン元議員とチョ・スンス議員ら統合連帯勢力が単一政党を作ることにした。 進歩政治が沈滞を抜け出す契機になりえるという点で意味のあることだ。
今回の合意には迂余曲折が多かった。 進歩新党は統合か独自の政党かを巡ってさらに勢力が分裂したものの、それでも今回の合意は評価すべき大きな意義がある。 何より2008年の民主労働党の分党を招いた葛藤の主役がまた同じ船に乗って協力して競争する姿を見せることになった点だ。 民主労働党は2004年の総選挙で10人の国会議員を当選させて意気を高めたが、その後進歩政治の存在感は大きく落ち、分党と分裂、陣営内部の葛藤と反目が主な原因であったのは疑う余地がなかった。

国民参与党の合流を巡って進歩政治が右傾化すると見るむきもある。 国民参与党が一時自由主義を標ぼうしたし、民主党の路線とやや近かったことは事実だ。 だが国民参与党は進歩統合にくみするために政策路線を公式修正し、韓-米、韓-ヨーロッパ連合自由貿易協定の反対を宣言した。 進歩政党の意志決定機構の構成においても既存の政党の比率が高く、国民参与党の割り当ては小さいという。 それなら進歩政治という革新政党がその範疇を広げたと評価しても無理はないだろう。


さらに重要なのは進歩政党は統合後どのようにするかだ。 そうでなくても‘アン・チョルス風’が吹いて、既成政党らの脆弱性と限界点が現れていて、これは進歩政党も例外でない。 進歩政党は何より市民らの新しい政治的欲求を理解しようと努めなければならない。 政党文化を革新して20~30代中心の自由で溌刺とした文化的感受性に視線を合わせる努力に迫られている。 既成進歩政党は硬直した内部文化のために魅力を失っているという指摘を肝に銘じなければならない。


今回の合意で野党陣営の枠組みが新たに構成されることになった。 民主党と‘革新と統合’中心の中統合、統合進歩政党、そして進歩新党が並立することになる構図がそれだ。 この構図にはそれ自体に新しい緊張要因が少なくないだろう。 こういう状況であるほど統合進歩政党が政策的先導性を維持しながらも全野党陣営次元の連合政治のために知恵を発揮することを期待する。 もちろんこのような点は他の政党も同じだ。


原文: 訳T.W