原文入力:2010-04-08午後11:40:17(1115字)
検察がハン・ミョンスク前総理の不法政治資金授受疑惑を捜査するとし、昨日小規模建設業者と会計法人事務室を押収捜索した。ハン前総理のわいろ授受疑惑事件1審宣告を一日後に控えて起きたことだ。
あえて宣告前日に押収捜索を行いながらも別途事件の捜査事実を公開した理由について、検察は捜査の流れ上 避けられなかったと説明する。疑惑立証に自信があるという発言もして、既存事件の判決結果とは関係なく別に捜査し起訴すると明らかにすることもした。だが検察の話をそのまま信じることは難しい。そうするにはあまりに偶然だ。まだ疑惑水準の事件なのに、よりによって宣告直前に急に押収捜索令状を受け取り、どのようにして流れたのか特定言論に捜査事実がすぐに報道され、検察は待っていたとばかりにこれを確認した。効果と波紋を色々な面から計算した行動ではないのかという疑いが出てくるのは当然だ。
検察が何を狙ったのかも察するに値する。先ずはハン前総理が別の犯罪を犯した疑惑がある人だという点を浮き彫りにして陳述の信憑性を下げる方式で判決に影響を及ぼそうとしたものと見られる。検察がこれを新たな証拠として掲げ宣告を先送りさせようとしたと見ることもできる。こういう試みは全て裁判結果に自信がないためだ。非難と疑いをかけられることが明らかなのに、無理やり出るほど検察がひっ迫しているという傍証だ。だからと言って、むやみに刃物を振り回すことが正当化されるものではない。
今回の捜査がまた別の‘粗捜し’ならば、問題はさらに深刻だ。検察はわいろ授受疑惑事件で当初、起訴事実を立証することに失敗した。これを挽回しようと政治資金授受疑惑捜査を半公開的に行うならば、無罪判決を念頭に置いた‘侮辱捜査’という非難を避けることはできない。こういう形態は一度目をつけたら最後までいやがらせをするチンピラと変わりない。
ハン前総理わいろ授受疑惑事件に対しては当初から彼女のソウル市長選出馬を阻止するための政治目的捜査ではないかという疑いがあった。突然火が付いた政治資金授受疑惑に対しても、地方選挙期間中ずっと捜査を行いハン前総理の足首をつかみ傷つけようとする意図ではないかと見る人々が多いだろう。検察が実際にこういう政治的効果を狙ったのならば、政治検察という汚名は永遠に免れなくなる。このような状況で純粋な犯罪捜査を主張しても うなずく国民は多くないだろう。
原文: 訳J.S