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秋夕(チュソク)名節と倫理的消費

原文入力:2012/09/27 19:55(1170字)

←イ・ヒョンスク ハンギョレ経済研究所副所長

[99%の経済] HERIの視線
秋夕(チュソク)が二日後に迫った。 不景気とはいえ名節になれば薄くなった財布の紐を解く。 今回の秋夕にはうれしい変化の気勢を感じる。 多くの地方自治体が‘社会的企業、優しい贈り物贈り’キャンペーンを進めている。 社会的企業が作った商品を贈り物として購入しようという倫理的消費運動だ。 地域ごとにすぐ隣に社会的企業があるので助けようという心が自然に起きているわけだ。 肯定的社会変化の信号だ。

 去る26日ハンギョレ新聞社の青巌ホールでは倫理的消費運動に共感するまた別の方式の行事が開かれた。 倫理的消費の生き生きした経験を互いに交流する公募展だった。 5年目をむかえた公募展は年を経るごとに参加者が増え、応募作の主題も多様化した。 初期には大学生と生協組合員が大部分だった。 今は小学生から青年、中壮年まで年齢帯が広くなった。 倫理的消費の概念も拡大した。 単純に倫理的製品を消費するところから生活の中での消費倫理に位置を占めつつある。 都市菜園の育て方、町内在来市場利用、学生たちの特別活動など多様で元気な人生のエネルギーが溶け込んでいる。 5年前に公募展を始め、倫理的消費について語り歩き回ったことがある。 無関心で冷たい反応が帰ってきた。 ‘金のある人々だからできることではありませんか?’ ‘倫理と消費がどうして連結できるんですか?’ 10人に9人はそのように答えた。 今は桑の木畑が海に変わった感じだ。 公正貿易コーヒー・チョコレート、社会的企業の製品、公正旅行など倫理的消費の具体的な事例を挙げる人々をすぐ見つけられる。

 今後解いていかなければならない課題も多い。 去る5月、大韓商工会議所では倫理的消費活性化を主題にアンケート調査をした。 質問参加者の半分近くが親環境や公正貿易製品の多様化と品目拡大を解決課題に挙げた。 今回の秋夕(チュソク)に社会的企業の優しい贈り物を利用しようとした人々の中にも品目がもう少し多様化すれば良いという意見が少なくなかった。 消費者と生産者が一緒にする消費はもはや遠い国の話ではない。 私たちはすでに一歩を踏み出した。 社会的責任購買を増やすという公共機関が増加している。 育つ未来の卵は倫理的消費に関心を持って経験談を文として書く小さな実践をしている。 中秋の盆の十五夜の月ほどに心が豊かになる。

イ・ヒョンスク ハンギョレ経済研究所副所長 hslee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/553721.html 訳J.S