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[なぜならば] 入学査定官制 推薦書、誰に頼むべきか? /チャン・ヨンホ

https://www.hani.co.kr/arti/opinion/because/547925.html

原文入力:2012/08/20 19:29(1678字)

  私は受験生とその父母を相手に随時入試志願戦略コンサルティングをしている入試コンサルタントです。 入学査定官制の必須書類の一つである推薦書のために、この頃一線高等学校で不満があふれています。 受験生の皆さん、そしてその父母の皆様! 推薦書は誰に頼むべきでしょうか?

  正解は‘生徒の長短所を最もよく知っている先生’です。 絶対に高3の担任先生にだけお願いしなければならないわけではありません。 ところで担任の先生が生徒の長短所をよくわからないならば、他の先生に頼むように助言をしても、大部分は高3の担任の先生に要請してしまいます。 理由は大きく二種類です。 ‘担任先生が空しくおもわれるのではないか’あるいは‘理由もなく他の先生にお願いして担任先生に目をつけられるかと思って(?)’。

  結局、他の先生にお願いする勇気を出すことができなくて、泣く泣く現在の担任先生に要請をしながらも色々な不満を打ち明けます。 ‘自分をよく知りもしない。 一対一の面談も何度かすることもしなかった。 高3担任が初めてなので推薦書を書いたこともないという’と言いながら推薦書の質に疑問を抱くケースも少なくありません。 それによって発生する問題は様々です。 最もありふれている事例が先生が生徒についてよくわかっていないから推薦書に入れなければならない内容について何種類かを生徒に直接書いてこいと言って、それを土台に書くというケースです。 まともな推薦書が作成されることが皆無で、結局このような損害はそっくり受験生が抱え込むことになります。 それでも先生が利益を得ているわけでもありません。 苦労ばかりしながらも喜ぶ声も聞けません。

  生徒たちに必要なことは自身の長短所をよく知っている他の先生に推薦書を依頼できる‘勇気’ではないかと思います。 自身の現在の担任先生が必ずしも推薦書を書かなければならない‘義務’を持つわけでもなく、そのことを奪われてはいけない‘権限’と考える先生もいないと考えて、本人に最も合う方に推薦書依頼をして下さい。

  今度は高3の担任先生にお訊きしたいことがあります。 生徒の推薦書を依頼された時、どのように対処しなければならないでしょうか? ‘君をもっとよく知っている他の先生に頼んではいけないの? 君はサークル活動もたくさんしているからサークル担当の先生が君を私よりさらによく知っていると思うが、その方に要請してみては’と胸の内を表わしたいが‘わけもなく高3担任が自分のクラスの生徒に無関心で推薦書も書かない’という誤解を受けたくなくて引き受けて、ため息ばかりついておられはしないですか? そしてとうていその学生のどんな面を推薦書に記録するべきかが分からずに、生徒に‘君の長所とか顕著な活動についていくつか選んで来て欲しい’と言ってはいないですか?

  これは生徒のためになりません。 担任という責任感と、誤解を受けたくなくて‘やむを得ず’推薦書を引き受けることになれば、生徒の立場からすれば、より良い推薦書を受け取る機会をのがすことになるのです。 胸の内にはお願いする先生が別にいても‘高3担任先生の顔色を見て’礼儀上一度はお願いしてみる生徒には先生の率直な拒絶の方が役に立つことがあります。

  推薦書の本来の機能は‘生活記録簿、学校プロファイルなどのような選考資料では把握しにくい志願者の個人的特性や資質を確認すること’です。 そのために受験生を最も正確に把握している先生にお願いしなければならないのです。 受験生の実質的な役に立つよう受験生と担任先生共に虚心坦壊に率直であることを願います。

チャン・ヨンホ京畿道(キョンギド)龍仁市(ヨンインシ)、水枝区(スジク)、竹田洞(チュクチョンドン)

原文: 訳J.S