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[社説]パク民主党院内代表は捜査に真摯に対応を

https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/543134.html原文入力:2012/07/18 18:48(1402字)
 検察がパク・チウォン民主統合党の院内代表を貯蓄銀行不正の疑いで事情聴取すると通知した。だがパク院内代表が拒絶方針を表明して検察と民主党の対立が厳しくなっている。年末の大統領選挙を控えて第一野党院内代表の検察の召還は通常ではないことだ。それ自体が高度な政治的性格を帯びるだけに、どうころぶにせよ、慎重に慎重を期する必要がある。  検察はパク院内代表がソロモン貯蓄銀行とボヘ貯蓄銀行などから金品を受けた疑惑をもって政治資金法などを適用するすべを検討しているという。パク院内代表は金品を受けた事実はないとして、 "命をかけて政治検察と戦う" と決然とした意思を見せた。民主党は大統領選挙戦資金捜査要求および政治検察工作捜査の糾弾大会を開くなど強力に反発している。
 結論から言えば、パク院内代表が堂々と検察に出席して潔白であるというのを釈明するべきだ。検察はパク院内代表がどうしても召還に応じない場合は逮捕令状を請求するという。そうなると国会会期中に逮捕同意案を処理しなければならないこともありうる。野党の一部は来月に国会を再開することも検討中という。ややもするとパク院内代表を保護するための空転国会に映りかねない。このようになればチョン・ドゥオン議員(セヌリ党)の逮捕の同意案処理の時にわいた非難がパク院内代表と民主党に同じようにあふれ出ることになるだろう。検察の不当な公権力行使には対抗しなければならないが、それが国会議員の不逮捕特権の陰に隠れる方法であってはならない。
 現政権で検察の野党の中傷はその度が過ぎていて、情けないほどだ。ハン・ミョンスク民主党前代表を巡って検察が選挙時期がくれば何かにつけてかみつき、野党にひと泡ふかせようとしたものの、常に徒労になったことのがその代表だ。今回の大統領選挙の局面では、パク院内代表の事案を持って検察が再び切り札のように活用しないというきまりはない。検察が万一、大統領選挙を控えて野党を圧迫するために第一野党院内代表に明確な疑いもなしにかみつくなら、国民的抵抗に相対するだろう。
 野党は検察がイ・サンドク、チェ・シジュン捜査を適当に処理し、与野党均衡のためにパク院内代表を組み入れたのではないかという疑惑も提起している。チェ・シジュン前放送通信委員長は数日前パイシティの許認可請託と共に受け取った6億ウォンが、李明博大統領の2007年の大統領選挙の資金だったと主張した。そのような発言がなされただけに、大統領選挙戦の資金の中で分かった部分については最低限、捜査しないわけにはいかない。検察は大統領選挙戦資金をはじめとする権力の中枢の不正捜査を正しくするのか国民が冷静な目で見詰めていることを肝に銘じることを望む。
原文: 訳T.W