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[社説] 民主党の惨憺たる世論調査結果、4月総選挙の未来だ

https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/520797.html

原文入力:2012.02.27 10:21(1306字)

 民主統合党が世論調査でみすぼらしい成績表をもらった。 <ハンギョレ>が最近実施した世論調査結果を見れば、民主党の政党支持率は32.9%でセヌリ党の38.2%に押されている。政党革新の努力に対する信頼度でも、民主党は38.5%でセヌリ党の47.3%にはるかに遅れをとった。 最近下り坂を転がり落ちている民主党の姿がそっくり投影された結果だ。

 民主党が“金持ち”になってもいないのに“金持ちの身の処し方”をし始めているというのは、もうはるか以前からの話だ。 覇気、活力、新鮮さなど野党固有のアイコンはむしろセヌリ党側にお株を取られ、民主党は反対に無事安逸、安全運行モードで一貫している。 候補者公認結果には感動がなく、党運営は刷新・改革とはほど遠く、野党勢力連帯では絶対に譲ろうとしない。

 民主党が数日前に発表した第2次公認確定者の内訳を見れば、民主党の戦略の無さが如実に現れている。 現役議員の顔が目に付くばかりで、斬新で感動的な顔は目をこすって探しても見当たらない。 政治資金法違反容疑で1審で有罪宣告を受けたイム・ジョンソク事務総長、第一貯蓄銀行から金品を受け取った容疑で起訴されたイ・ファヨン前議員も公認者として名前を上げた。 “政治色”のある事件では推定無罪の原則を適用したというのが民主党の説明だが、有権者の法感情とは距離のある傲慢な決定だ。

 選挙区相続問題はより一層深刻だ。 忠北(チュンブク)報恩(ポウン)・沃川(オクチョン)・ 永同(ヨンドン)では自由先進党を離党して民主党に戻ってきたイ・ヨンヒ議員の息子であるイ・ジェハン氏が公認された。 キム・サンヒョン、チョン・デチョル前議員の息子たちも公認状を待っている。 セヌリ党が地元の女子高生徒会長出身で貨物車の運転手の娘であるソン・スジョ氏を立てて“シンデレラ作り”に力を注いでいるのに対して、民主党は“議員職世襲”戦略で対抗した格好だ。さらに民主党は“イ・ミョンバク大統領作り”の一等功労者であるニューライトおよび先進国民連帯の核心幹部出身者まで江原(カンウォン)地域の党内選挙の候補者に確定し、“アイデンティティ”までも見分けの付かない状況になった。

 野党圏候補単一化と関連して統合進歩党は2,3日前、交渉決裂宣言を出した。 交渉が完全に幕を下ろしたわけではないだろうが、野党勢力の連帯が風前の灯火になったことだけは事実だ。 統合進歩党側が提示したいわゆる「10+10案」が過度な要求ではあるかもしれないが、事の本質はこのような数字問題にあるのではない。切迫性の欠如した交渉態度、相手側の能力に対する過小評価、党内の反発を収められるだけのリーダーシップ不在という民主党の根本的問題が解消されない限り、野党勢力連帯の交渉は成功し難い。 それは即ち4月の総選挙での野党勢力の共同沈没を意味する。

原文: 訳A.K