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[土曜版] GISニュース 死の質

原文入力:2012/02/24 21:43(512字)

 世界保健機構(WHO)は2008年基準の大陸・国家別死亡原因を発表した。世界の人の死亡原因は伝染病・栄養失調(27.5%),癌など非伝染性疾患(63.5%),事故負傷(9%)の3種に分類される。事故負傷は非意図的損傷(交通事故、中毒、火災など)と意図的損傷(自殺、暴行、戦争など)に分かれる。韓国の事故死亡率(11.5%)は世界平均はもちろん、内戦と戦争が頻繁なアフリカ(6.8%),中東(10.7%)より高い。交通事故と自殺は最高値を記録した。

 生活の質(well-being)は死の質(well-dying)を規定する。不意の事故や自ら命を絶つ比率が高いということは殺伐たる暮らしと残酷な孤立の反証だ。孤独で急な死を望む人がいるだろうか。苦痛がなく準備された死を迎える権利を享受したい。 生を終える瞬間、この社会に関する最後の記憶が今と同じままであってはならない。ソン・キュボン/GISユナイテッド代表

原文: https://www.hani.co.kr/arti/opinion/column/520720.html 訳J.S