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終戦交渉を脅かす…米国がホルムズ海峡空爆、イランが無人機撃墜

登録:2026-05-27 07:21 修正:2026-05-27 10:41
イラン南部のバンダルアッバース近くのホルムズ海峡に停泊している船舶/AFP・聯合ニュース

 終戦をめぐる米国とイランの交渉が大詰めを迎える中、米国がイラン南部の一部地域を空爆しし、イランも米軍の無人機を迎撃した。米国は自衛目的の限定的な空爆だとして、戦争の拡大は望まないと強調したが、終戦交渉を脅かしうる危険な行動だと懸念されている。

 25日(現地時間)のロイター通信、FOXニュースなどの報道によると、米中央軍のティム・ホーキンス報道官(海軍大佐)は「イラン軍がもたらす脅威から米軍の兵力を守るための自衛的空爆をおこなった」と語った。米軍の攻撃目標には、ホルムズ海峡に近いバンダルアッバースにある地対空ミサイル基地と、機雷を敷設しようとしていたイラン革命防衛隊に所属する2隻の艦艇が含まれていた。米国のある高官は、イランの2隻の船舶がホルムズ海峡で機雷を敷設しているのが確認されたため空爆が行われたとFOXニュースに語った。ホーキンス報道官は「米中央軍は現在の停戦において自制を保ちつつも、我が兵力の防衛を継続している」と述べた。

 イランも対応にあたった。国営イラン通信(IRNA)の報道によると、イラン革命防衛隊は翌日の26日、イラン領空に侵入した米軍の無人機「MQ-9」1機を撃墜したと発表した。革命防衛隊は「1機のRQ-4と侵入したF-35戦闘機に射撃を加え、それらを逃走させてイラン領空外へと追いやった」と語った。革命防衛隊は「米国の侵略軍によるいかなるかたちの停戦破壊にも警告する。相応の対応を取る権利は我々にとって正当かつ確固たるもの」だと述べた。米軍の無人機「MQ-9リーパー」は、イランとの戦争で30機近くが撃墜・破壊されている。イラン外務省も声明で「このような侵略行為は明白な停戦協定違反であると糾弾する。すべての結果に対する責任は米国にある」として、「イランはいかなる侵略も無対応で済ませはしない」と警告した。

 停戦中に両国が軍事衝突を繰り広げたのは、今回が初めてではない。停戦から1カ月が経過した今月7日にも、イランは「解放プロジェクト(プロジェクト・フリーダム)」を進める米軍の艦艇に向けて発砲。米軍はイランの小型高速艇を6隻撃沈している。

 両国の軍事衝突は、現在進行中の終戦交渉を脅かす恐れがある。米国とイランは、ホルムズ海峡の開放と敵対行為の停止を宣言したうえで、その後60日間にわたって核交渉を行うとする了解覚書(MOU)の草案をめぐり、交渉の最終段階にある。ニューヨーク・タイムズは「今回の攻撃はイランの交渉団が会談のためにカタールに到着した時点で発生した。ぜい弱な潜在的合意を無に帰すリスクを招いた」と指摘した。英国キングス・カレッジ・ロンドンのサミール・プリ教授(戦争学)はアルジャジーラに、「戦いながら対話するというのは交渉過程でかなり一般的だが、両国の立場の違いが大きすぎるため、こうした衝突は状況を非常に危険にさらす」と述べた。

 ワシントン・ポストは前日、覚書には、締結して直ちにホルムズ海峡を開放し、機雷を除去して30日以内に船舶の通行量を戦前の水準に戻すための手続きを踏むという内容が含まれていると報じていた。イランがさらに機雷を設置すると海峡の開放が遅れるうえ、原油価格の早急な安定に支障をきたす恐れがあるため、米国としては敏感に受け止めざるを得ない。

 中国外務省の毛寧報道官は定例ブリーフィングで、「関係当事者には停戦の約束を履行し、平和的手段で紛争を解決し、速やかな平和の回復を図るよう求める」と述べた。

クァク・チンサン、キム・ジフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1260527.html韓国語原文入力:2026-05-26 21:51
訳D.K

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