ドナルド・トランプ米大統領はイランによる海上攻撃を理由に、韓国の軍事作戦への参加を公に求めた。
トランプ大統領は4日(現地時間)、ホルムズ海峡で進行中の「プロジェクト・フリーダム」に関して自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿し、「イランが韓国の貨物船を含め無関係な国々を攻撃した」と主張。「今こそ韓国がこの作戦に参加する時がきた」と述べた。
プロジェクト・フリーダムは、イランのホルムズ海峡封鎖により数カ月間足止めされている各国の船舶を米海軍が護衛・誘導する作戦で、トランプ大統領が前日に発表したもの。
韓国政府によると、この日アラブ首長国連邦(UAE)のウム・アル・カイワイン港付近に停泊していた韓国の船舶で、爆発とともに火災が発生した。乗組員24人(韓国国籍6人、外国国籍18人)全員の無事が確認されたが、韓国政府は故意の攻撃かどうかなどを調査中だ。ロイター通信によると、イランのドローン攻撃によりUAEのフジャイラ港の石油施設でも火災が発生した。また、イランは接近する米軍艦に向けて警告射撃を行ったとも主張している。
トランプ大統領は、米軍がイランの小型高速艇7隻を撃破したと述べ、現在、米軍が海峡を統制しているとも強調した。ただし、韓国の船舶で発生した被害を除けば、さらなる大きな被害はないと補足した。
この発言は、FOXニュースのインタビューで「米国の船舶を攻撃したらイランを地球上から消し去る」と警告したのに続いて発せられたもので、イランへの軍事的圧力と同時に同盟国の参加を要求するメッセージと読み取れる。トランプ大統領はこの日のFOXニュースのインタビューで「我々は以前よりはるかに高水準の武器と弾薬を保有している」と述べた。
現地の状況は急速に悪化している。イランは「海峡に進入する外国軍は攻撃対象」と警告し、実際に武力衝突に準ずる事件が相次いでいる。米国は商船保護作戦を進め、米国籍の商船2隻が海峡を通過したと明らかにしたが、イラン革命防衛隊はこれを「まったくの事実無根」だとして反論するなど、双方の主張は食い違っている。
外交的解決は依然として膠着(こうちゃく)状態にある。イランは先日、14項目の和平案を提示したものの、トランプ大統領はこれを強く批判し、受け入れに懐疑的な姿勢を維持している。
ワシントン/キム・ウォンチョル特派員