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李大統領「はたして北朝鮮が核を放棄するだろうか…現状を止めるだけでも利益」

登録:2026-01-22 06:36 修正:2026-01-22 08:36
李在明大統領が21日、青瓦台迎賓館で開かれた年頭記者会見「共に成し遂げる大転換、皆が享受する大跳躍」で、取材陣の質問に答えている/聯合ニュース

 李在明(イ・ジェミョン)大統領は、対話が断絶した状態で進展が見られない北朝鮮核問題の解決策について、「非核化という理想を諦めないとしても、厳然たる現実に向き合わなければならない」と述べた。高度化した北朝鮮の核能力に合わせて、即時かつ全面的な核廃棄ではなく、段階的・漸進的解決策を繰り返し強調した。

 李大統領は21日、青瓦台の迎賓館で開かれた年頭記者会見で、「はたして北朝鮮が核を放棄するだろうか」と問い返したうえで、「実際(北朝鮮の核兵器は)増え続けている。これ以上核物質を生産せず、(核関連の)技術を開発しないようにするのも、皆にとって利益だ。現在の状態を止めることも利益だ」と述べた。李大統領はこれが「実用的アプローチ」だとし、「相手を絶滅させることができないなら、相手を認めて双方が受け入れられる、皆に役立つ方向を見出そうと説得し続けている」とも述べた。

 このように李大統領は、現在は南北対話と意思疎通が行き詰まった硬直局面にあるが、ゆっくりでも「3段階の非核化構想」(核凍結→削減→廃棄)に進むことに焦点を合わせた。李大統領は「南北関係戦略は単純でありながらも確実だ。確固たる防衛力と抑止力を確保し、その基盤の上で対話し協議して尊重すること」だとし、「現在の状態を止めることは、皆にとって利益になる。最も現実的な中断交渉を行い、次に核軍縮交渉、長い目では非核化に向かっていこう」と呼びかけた。

 朝米対話の可能性についても言及した。李大統領は「ドナルド・トランプ米大統領のスタイルが北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との対話にも役立つと思う」としたうえで、「北朝鮮は核保有国として公に認められることを切望している。その問題を解決するうえで中核になるのは朝米関係だと(北朝鮮は)みているようであり、実際もそうだ」と述べた。

 最近の無人機侵入事件を取り上げ、北朝鮮が韓国に持つ不信感に対する共感も示した。李大統領は「北朝鮮からすると、(新しく発足した韓国の政権が)対話と平和、安定を掲げていたから、『蛇に噛まれて朽ち縄に怖じる』ように不信感が非常に高まっているのだろう」とし、「立場を変えて相手の立場に立ってみてこそ、調整と協議も可能になる」と述べた。

チャン・イェジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1241019.html韓国語原文入力:2026-01-21 20:43
訳H.J

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