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韓国首相「金正恩委員長、APEC前後に韓国や米国と会えたら」

登録:2025-09-17 08:29 修正:2025-09-17 09:10
キム・ミンソク首相が16日、外交・統一・安保に関する対政府質問が行われた国会本会議場で、国民の力のペ・ジュニョン議員の質問に答えるために移動している/聯合ニュース

 キム・ミンソク首相は16日、10月末に慶州(キョンジュ)で開催されるアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議の前後に「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長には、いかなるかたちであれ米国または韓国との対面があったらと期待している」と述べた。

 キム首相は16日の国会本会議の対政府質問で、与党「共に民主党」のキム・ビョンジュ議員に「金正恩委員長がAPECに来たら平和の道が開かれると思われるが、北朝鮮に提案したことはあるか」と問われ、「具体的な提案をしたことはない」と述べつつも、「韓米首脳会談の際に(李在明大統領が)トランプ大統領に『金委員長に会ってはどうか』と言った。間接的かつ公開的で具体的な方法での提案ならぬ提案だったとみることができる」と語った。チョン・ドンヨン統一部長官は「開催まであと1カ月半のAPEC会議に金委員長を招請したり、招請の可能性を考えたりするのは無理」だとしながらも、「ただし、トランプ大統領が今年韓国に来る機会を生かして金委員長との接触が可能なら、それは非常に望ましいこと」だと述べた。

 アン・ギュベク国防部長官は「軍事境界線(MDL)から民統線(民間人出入統制線)までの距離を、地域によっては5キロにまで減らす考え」であることを表明した。民統線内への立ち入り手続きについては、「現行の無線認識(RFID)方式に代わって、スマートフォンにアプリをダウンロードさせて軍当局が立ち入り者の位置を正確に把握できるようにするほか、(立ち入りの)待ち時間を短縮しうる様々な措置を推進する」として、「今年末までに終わるよう、外部に委託している」と説明した。

ソ・ヨンジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/1219100.html韓国語原文入力:2025-09-16 21:55
訳D.K

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