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韓国野党代表、記者に「検察のペットのように一生懸命歪曲、でっち上げ」

登録:2024-06-14 23:25 修正:2024-06-15 08:11
共に民主党のイ・ジェミョン代表が14日、ソウル瑞草洞のソウル中央地裁で行われる公職選挙法をめぐる裁判に出廷する前に、取材陣に立場を表明している/聯合ニュース

 サンバンウルグループによる北朝鮮への違法送金疑惑と関連して、第三者供賄容疑などで起訴された野党「共に民主党」のイ・ジェミョン代表は14日、それを報道する報道機関を「検察のペットの犬」と表現して強く批判した。イ代表はこの日午後、ソウル中央地裁で行われた公職選挙法違反容疑の裁判への出廷を前に、記者団に対し、「(サンバンウル北朝鮮送金事件は)希代のねつ造事件で、結局は解明されるだろう」としつつ、「報道機関が少しでも関心を持てば、こんなありえない希代の事件ねつ造は不可能」だと述べた。

 イ代表は、「同じ事件に対して同じ裁判所の別の法廷がまったく異なる判断をして相反する結論が出た」とし、「なぜこのようなことについて報道機関は一度も指摘しないのか」と述べた。イ代表が述べた「同じ事件の異なる判断」とは、サンバンウルの北朝鮮送金事件の共犯者であるアジア太平洋平和交流協会のアン・ブス会長の一審が、この事件について「サンバンウルが株価上昇を狙っておこなった北朝鮮向け事業」だと判断したことをいう。続けてイ代表は、「どうして同じ裁判所がイ・ファヨン(元京畿道平和副知事)に対しては『イ・ジェミョンと京畿道のための送金』と判決しているのか」と疑問を呈した。

 イ代表はまた、「国家情報院(国情院)の報告書には、北朝鮮偵察総局の幹部のイ・ホナムが、キム・ファシンという北朝鮮に対する人道的事業をおこなっている人物から、株価操作の代金として週に50億ウォンずつ受け取ることになったという内容もある」とし、「このような国情院の機密報告書が正しいと思うか、それとも元暴力団員で、賭博場の開設で処罰され、違法な貸金業を営んで処罰された不道徳な事業家の言うことが正しいと思うか」と述べた。サンバンウルグループの北朝鮮への送金は、北朝鮮向け事業によって株価を引き上げることが目的だったと主張してきたイ・ファヨン元京畿道平和副知事は、裁判所によるサンバンウルグループのキム・ソンテ元会長の供述などの採用は偏向しているとして反発してきた。

 イ代表は記者団に向けて「検察という国家権力機関が事件をでっち上げてでたらめな情報を提供すれば、それを一生懸命書き取ったりねつ造したりはするが、それに反する客観的な事実が出てきてもまったくそのことには関心を持たない」とし、「みなさんは真実を報道するどころか、まるで検察のペットの犬のように与えられる情報を受け取っては歪曲やでっち上げをしているではないか。このようなみなさんがなぜ保護されなければならないのか。報道機関の本来の役割から外れた誤った態度のせいで、この国の民主主義は傷つけられ、真実は海の中に沈む」と述べた。

イム・ジェウ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/1144903.html韓国語原文入力:2024-06-14 16:42
訳D.K

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