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尹次期大統領「韓日関係、未来志向で強く推し進めれば解決」

登録:2022-04-01 05:51 修正:2022-04-01 07:06
尹錫悦次期大統領が3月28日午前、ソウル鍾路区通義洞の政権引き継ぎ委員会事務室を訪れた相星孝一駐韓日本大使と握手を交わしている=共同取材写真//ハンギョレ新聞社

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領は3月28日、韓日関係について「両国の政治指導者、官僚、国民が強い力で韓日両国関係を未来志向で強く推し進めれば、他の問題は難しいかもしれないが、対話を通じてうまく解決できると確信している」と述べた。

 尹氏は同日午前、ソウル通義洞(トンウィドン)の政権引継ぎ委員会事務室で相星孝一駐韓日本大使と面会し、「韓日関係は未来志向で必ず改善され、過去のような良好な関係に至急復元されなければならないと考えている。双方とも多くの努力が必要だと思う」とし、このように述べた。さらに「互いに意見の相違があり、一見すると解決困難にみえる問題もあるが、真摯に向き合い、互いにコミュニケーションを取って話し合えば、私はそれほど難しい問題ではないと思う」と付け加えた。

 尹氏は韓米日3カ国の協力も重ねて強調した。「韓日両国は安全保障や経済繁栄など様々な協力すべき課題を共有したパートナーであり、最近の韓日関係の硬直した局面を乗り越えるためには、正しい歴史認識に基づき、未来志向の協力関係を構築する必要がある。共に知恵を集めていこう」と述べたと、面会後にキム・ウンヘ次期大統領報道担当が書面ブリーフィングで伝えた。北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射によるモラトリアムの破棄についても、「北朝鮮が核で得られるものは何もないという確信を持つよう、韓米日3カ国のさらなる緊密な協力が必要だ」と強調した。これに対して相星大使は「北朝鮮の核ミサイル挑発が日韓両国の安保にとって大きな脅威になることはもちろん、国際社会にとって深刻な挑戦になると考えられるだけに、今後も東アジア地域の安定と繁栄のために韓国と緊密に協力していくことを望んでいる」と述べた。これに先立ち、尹氏は11日、日本の岸田文雄首相との電話会談で、「両国の懸案を合理的に相互共同利益に合致するよう解決していくことが重要だ。就任後、韓米日3カ国が朝鮮半島問題に関連した協力をさらに強化していくことを期待する」と語った。

 尹氏と相星大使との面会は今月17日に予定されていたが、相星大使が新型コロナに感染したことが判明し、この日に変更された。尹氏は第一声として「コロナは大丈夫ですか」と尋ね、相星大使は「大統領選挙で当選されたことについて、心からお祝い申し上げる。新型コロナに感染し、関係者の皆さんにご迷惑をおかけして申し訳ない。完全に回復した」と答えた。同日の面会にはパク・ジン議員やキム・ソッキ議員、チョ・テヨン議員、キム・ソンハン引き継ぎ委外交安保分科幹事、キム・ウンヘ報道担当が同席した。

ソ・ヨンジ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1036496.html韓国語原文入力:2022-03-28 14:24
訳H.J

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