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韓米日の国防相「北朝鮮の弾道ミサイル発射、緊密に対応」

登録:2022-02-11 01:58 修正:2022-02-11 07:43
外交部のノ・ギュドク朝鮮半島平和交渉本部長が9日(現地時間)、ハワイのホノルル国際空港に到着し、記者団の質問を受けている=ホノルル/聯合ニュース

 韓米日3カ国の国防相が北朝鮮の弾道ミサイル発射に対する対応策について話し合ったと、米国防総省のジョン・カービー報道官が9日(現地時間)に明らかにした。

 カービー報道官は、ロイド・オースティン国防長官と韓国のソ・ウク国防長官、日本の岸信夫防衛相が電話で3者会談を行い、「北朝鮮の弾道ミサイル発射は地域の安保を不安定にするものであり、複数の国連安全保障理事会決議への明らかな違反だ」ということを強調したと明らかにした。また3カ国の国防相が「北朝鮮の大量破壊兵器とミサイル開発がもたらす脅威およびグローバル安保に対する挑戦に対応するうえでの、3カ国の安保協力の重要性を再確認した」とし「北朝鮮のミサイル発射に備えて3カ国が緊密に協調するとともに、朝鮮半島の非核化を達成するための努力を続けていくことを約束した」と明らかにした。

 韓米日の国防相会談は、12日の韓米日外相ハワイ会談を前にして行われた。先月中に7回にわたってミサイルを発射した北朝鮮に対する、3カ国の国防と外交レベルの対応の動きが可視化している。北朝鮮の弾道ミサイル発射に対する共同での糾弾声明の発表など、国連安保理レベルの対応に中国が協力しない中、3カ国レベルの対応にさらに重きが置かれているという面もある。

 韓米日外相会談を前に行われる3カ国の北朝鮮核問題首席代表会談に出席するため、9日ハワイに到着した外交部のノ・ギュドク朝鮮半島平和交渉本部長は「(朝鮮半島情勢が)寒い冬に戻るのか、穏やかな季節に戻れるのかの重要な時期」だと述べた。聯合ニュースによると、同氏は現地の空港で記者団に対し、「今の状況は流動性が高く、とても敏感な状況だ」、「これまで様々な協議を韓米間で行ってきており、日本も共に協議してきたが、最も効果的な方策を立て、改めて関与に努めるきっかけになることを期待している」と述べた。

ワシントン/イ・ボニョン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/1030521.html韓国語原文入力:2022-02-10 10:25
訳D.K

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