北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射問題に対する対応策を協議するため、韓米日外相が12日にハワイで対面会合を開くことにした。
米国務省は4日に報道資料を発表し、「ブリンケン国務長官が12日、ハワイのホノルルで韓国のチョン・ウィヨン外交部長官、日本の林芳正外相と会談する。北朝鮮の核・ミサイル脅威および21世紀に直面した世界的な挑戦に対する協力を深める場になるだろう」と明らかにした。韓国外交部も同時刻、報道資料を出し、「チョン長官が12日午後、ホノルルでブリンケン長官及び林外相と韓米日外相会合を開き、朝鮮半島問題など3カ国間の共同関心事について意見を交換する計画」だと発表した。3カ国の外相会合が開かれるのは昨年9月末、国連総会を機に一堂に会して以来、5カ月ぶり。
今回の会合では、今年に入って繰り返されている北朝鮮のミサイル発射に対応するため、韓米日3カ国の協力強化案などが協議される見通しだ。また、その場で史上最悪の状態で放置されている韓日関係の改善を求める米国の要請があるものとみられる。
これに先立ち、3カ国外務次官は2日、電話会談を行い「北朝鮮の相次ぐミサイル発射をはじめとする朝鮮半島の状況に対する評価を共有する一方、北朝鮮に対し、緊張を高める行為を中止し、対話と外交の道に進むよう」求めた。同会談で3カ国は「速やかな対話再開に向けて協調を強化していく」ことで合意した。