韓国でオミクロン株の急激な感染拡大により、新型コロナウイルス感染症の累積感染者が100万人を超えた。
中央防疫対策本部(防対本)は6日0時現在、新規感染者は3万8691人で、累積感染者は100万9688人だと発表した。最近の7日間の韓国の人口100万人あたりの死者数は3.7人で、OECD諸国と比べて比較的低かった。
防対本は先月31日を基準に、韓国の人口100万人あたりの累積感染者数は1万6047人だと明らかにした。人口100万人あたりの累積死者数は130人で、致命率は0.8%だ。イスラエルは人口100万人あたりの累積感染者数が31万5795人で、累積死亡者数は1002人、致命率は0.3%だった。米国は人口100万人あたりの累積感染者数が22万916人で、累積死亡者数2633人、致命率は1.2%。日本は人口100万人あたりの累積感染者数が2万496人、累積死亡者数149人、致命率0.7%。最近の7日間(1月24日~30日)に発生した人口100万人あたりの感染者数を比較すると、イスラエルが5万3780人、フランスが3万5825人、ドイツが1万2584人、米国が1万1370人、韓国が1834人など、大きな差が出た。同期間、韓国で発生した人口100万人あたりの死者数は3.7人。日本の1.9人を除くと、米国50.1人、イスラエル33.8人、英国32.1人などで、いずれも韓国より多かった。
韓国では2020年1月20日に国内で初めて感染者が発生してから100万人の累積感染者を記録するまでの期間が749日間で、OECD諸国の中で最も長い時間がかかった。コロンビア233日、スペイン264日、カナダ435日、ギリシャ656日、オーストラリア715日などで、いずれも韓国より短かった。防対本は「韓国より人口数が少ないOECD諸国(人口1千万人以上の国)と比べても、最も遅く到達したことが調査で分かった」と説明した。
一方、世界保健機関(WHO)の集計で、先月24日から30日まで世界で発生した新型コロナの新規感染者は2319万人で、前週に比べて1.4%増加した。この中で、日本、ロシア、ドイツは韓国同様、過去最多の新規感染者を記録した。日本では2週連続で過去最多の新規感染者が発生し、オミクロン株が先に広まった沖縄県では高齢層の感染者や入院治療者が増加した。一週間で46万3354人の新規感染が確認され、239人が死亡した。米国はこの2週間、感染者は減少したが、死者は昨年2月以降最多を記録した。一週間で378万5082人の感染が確認され、1万6671人が死亡した。ロシアはその前の週に比べて新規感染者が2倍以上増加し、ステルスオミクロン(BA.2)がオミクロン株の約3%を占めた。