27日から新型コロナによる死亡者も「葬儀の後に火葬」の方式に葬儀の手続きが変わる。韓国政府は新型コロナの流行初期からウイルスの拡散を防ぐために「火葬の後に葬儀」の方針を適用してきたが、遺体による伝播事例が確認されていないことに伴う措置だ。
疾病管理庁は21日「新型コロナによる遺体に対する葬儀方法および手続の告示」改正案を行政予告した。疾病管理庁は今月26日までの行政予告を経て、27日から葬儀後の火葬を可能にする予定だ。
中央防疫対策本部(防対本)は前日、これまでの新型コロナ死亡者葬儀指針は「火葬の後に葬儀」が原則だったが、遺体を通じた伝播の憂慮はないと明らかにし「新型コロナ死亡者葬儀と関連して遺族の哀悼と追慕の機会を保障できるよう告示と指針を改正中」と予告した。防対本は、遺体を通じて新型コロナが伝播した事例は世界保健機関(WHO)、米疾病管理予防センター(CDC)でもないことが把握されたと明らかにした。
防対本は「当初、新型コロナ発生初期に死亡者の体液による感染可能性を排除しにくい状況があり、感染病拡散防止の目的で指針が用意された」として「世界保健機関でも新型コロナによる遺体との接触時に感染可能性があり、徹底した感染予防措置を推奨していた」と説明した。