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コロナ時代、欧州の「ニューノーマル」…防疫強化に反発デモも日常化

登録:2021-12-06 08:42 修正:2021-12-06 14:46
今月4日、ドイツ・ハンブルクで政府の防疫強化措置に抗議するデモが行われている。デモ参加者が掲げたプラカードに「不安はあなたを病気にする」と書かれている=ハンブルク/AP・聯合ニュース

 オミクロン変異株の拡散とともに、新型コロナウイルスが世界中でまた猛威を振るっている。多くの国が一時緩和した防疫を再び強化したことに伴い、これに反対するデモも日常化しており、これがコロナ時代の「ニューノーマル」になりつつある。

 4日、オーストリアやオランダ、ドイツなど欧州各地で政府の防疫強化に反対するデモが続いたと、ロイターなど外国メディアが伝えた。オーストリアの首都ウィーンでは4万人が集まり、「私の体は私が決める」「オーストリアを再び偉大に」などと書かれた横断幕とプラカードを掲げ、政府の防疫強化措置に反対する声が上がった。オーストリア政府は1日の新規感染者が1000人を超えると、先月22日に欧州で初めて必須目的以外の通行を制限する厳しい防疫措置を導入し、来年2月にワクチン接種の義務化も予告した。

 警察は、一部のデモ隊が警察に向かって火炎物質を投げたと話した。警察は催涙弾で対抗し、デモ隊の一部を秩序を乱した容疑で逮捕した。

 オランダ中部の都市ユトレヒトでも数千人が集まり、政府の防疫措置強化に抗議した。オランダは午後5時以降飲食店やカフェなどの営業中止を含めた強力な防疫措置を実施している。この日、デモ隊は「それは正しくない」「今すぐ医療の自由を」などと書かれた横断幕やプラカード、風船などを持って街頭行進し、警察との物理的衝突は起きなかった。

 ワクチン接種を受けていない人の飲食店やカフェ施設の利用が制限されているドイツでも、ベルリンやフランクフルト、ハンブルクなどを中心にデモが行われた。大規模デモが禁止されたベルリンでは、小規模なグループで政府の防疫政策に反対するデモが行われ、フランクフルトでは数百人が集まったデモ隊がマスクをつけず人と人との距離を十分に空けなかったという理由で、警察が解散に乗り出し、衝突が起きた。

 スペインのバルセロナでもデモ隊数千人が街頭に出て、コロナ証明書制度に反対した。人々「私たちはQRコードではない」などのスローガンを叫びながら行進した。

 欧州ではオミクロン変異株の感染が増えている。欧州疾病予防管理センター(ECDC)は4日現在、欧州30カ国のうち17カ国で167件のオミクロン株の感染が確認されたと明らかにした。

パク・ビョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/europe/1022013.html韓国語原文入力:2021-12-06 02:33
訳C.M

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