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韓国、ワクチン未接種者は食堂・カフェ利用、会合参加を制限…1名のみ「例外」認める

登録:2021-12-03 19:53 修正:2021-12-04 08:05
2日夜、ソウルのある食堂に団体客の人数制限案内文が掲示されている/聯合ニュース

 韓国で今月6日から来年1月2日までの4週間、私的会合の許容規模が首都圏は6人(-4)、非首都圏は8人(-4)となる。“防疫パス”(接種証明・陰性確認制)の適用対象と施設も拡大し、16種の大衆利用施設を利用するには接種を完了しなければならないが、食堂・カフェは例外を適用し、遺伝子分析(PCR)陰性確認書のない未接種者1人までは含められるようにした。

 中央災害安全対策本部(中対本)は3日、このような内容の新型コロナ特別防疫対策後続措置方案を発表した。

 現在は接種の有無に関係なく首都圏10人、非首都圏12人までの私的会合が可能だが、来週からは首都圏6人、非首都圏8人までが可能になる。ただし、同居家族と要保護者(児童・高齢者・障害者など)などの既存の例外範囲は維持される。

 防疫パス義務適用施設は、既存の5種から16種に増える。遊興施設など(遊興酒場、団らん酒場、ナイトクラブ、ハンティング酒場、感性酒場、コーラテック・ダンスホール) ▽コインカラオケ▽室内体育施設▽サウナ▽競輪・競艇・競馬・カジノ▽食堂・カフェ▽学習塾など▽映画館・公演会場▽読書室・スタディカフェ▽マルチルーム(ゲームセンターを除く) ▽ネットカフェ▽(屋内)スポーツ競技(観覧)場▽博物館・美術館・科学館▽パーティールーム▽図書館▽マッサージ・あんま施術所などだ。これらの施設を利用するには、ワクチン接種完了日から14日が過ぎたという接種証明書、または遺伝子分析(PCR)陰性確認書が必要だ。

 ただし、陰性確認書がない未接種者でも食堂・カフェは私的会合のうち1人は例外を認めることとした。クォン・トクチョル保健福祉部長官は「食堂とカフェに限り食事の必須性を考慮して未接種者1人までは利用を許容する」として「未接種者が1人で利用したり、一行の中で1人に限って例外を認める」と話した。たとえば、食堂・カフェで私的会合をする時、首都圏では6人中1人、非首都圏では8人中1人は未接種者を許容する。

 すべての利用客に対して防疫パスの確認が難しいと判断される結婚式場や葬儀場▽遊園地のような遊園施設▽ゲームセンター▽商店・スーパー・デパート▽スポーツ競技場▽屋外体育施設▽宿泊施設▽キッズカフェ▽満1歳の誕生パーティ▽展示会・博覧会▽国際会議・学術行事▽訪問販売広報館▽宗教施設などは防疫パスが適用されない。

 12~18歳の青少年も防疫パスの適用を受ける。ただし青少年の場合、3週間隔で接種を受け2回目の接種後14日が過ぎて抗体が形成される点を考慮して、来年2月1日から適用する。政府は2カ月の猶予期間に青少年にワクチン接種を促す計画だ。

クォン・ジダム記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/health/1021893.html韓国語原文入力:2021-12-03 18:50
訳J.S

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