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サラン第一教会と同じ区の体育施設で集団感染、学校などでさらなる感染の恐れ

登録:2020-08-22 02:32 修正:2020-08-22 08:46
20日午前、ソウル中区のソウル支庁新庁舎に職員たちが出勤している。ソウル市は前日、支庁の職員が新型コロナ確定判定を受けたことから、新庁舎を全面閉鎖し、防疫措置を実施した/聯合ニュース

 ソウルのサラン第一教会と同じ区にある体育大学入試準備のための体育施設で、19人の高校生が集団感染し、更なる感染拡大が懸念されている。教会は長位洞(チャンウィドン)、体育施設は普門洞(ポムンドン)にあり、物理的距離があるものの、教会関係者により伝播したのかどうか、防疫当局は疫学調査を行っている。

 20日のソウル城北区(ソンブクク)などの説明を総合すると、ソウル城北区普門洞にある体育大学入試に備える体育施設で、高校3年生18人と高校1年生1人が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)確定判定を受けた。現在、検査待機者は7人、検査結果待機者は4人いるため、今後も感染者が確認される可能性がある。すでに同施設の受講生60人と講師10人の計70人が検査を受けており、このうち講師は全員が陰性判定を受けた。

 確定判定を受けた生徒たちは城北、江東区(カンドング)、城東区(ソンドング)などソウル市内の複数の地域に居住しており、計11校に在学していることが分かった。これらのうち、すでに夏休みが終わった学校は、28日まで遠隔授業体制に切り替えた。同施設は予備校法上の予備校ではなく、区役所が管理する体育施設であることが分かった。

 同施設の感染者たちと、同じ城北区にあるサラン第一教会(長位洞)との関連性はまだ確認されていない。教会周辺の教育施設などへ拡散している可能性もあり、防疫当局は緊張感を高めている。

ソン・ギョンファ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/capital/958610.html韓国語原文入力:2020-08-20 16:24
訳D.K

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