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教室ではエアコン使用禁止?…「換気」条件に容認か

登録:2020-05-06 01:44 修正:2020-05-06 07:33
陸軍第50師団所属の将兵たちが1日、大邱市南区の大明小学校で新型コロナ拡散防止のための防疫作業を行っている//ハンギョレ新聞社

 登校授業再開を控え、一部のSNSを中心に「教室では扇風機をつけられない」という話が出回っていることについて、教育部は「誤ったうわさ」と釘を刺した。まだ結論の出ていないエアコンの使用は「定期的な換気」などの条件付きで限定的に容認するとみられる。

 教育部のパク・ペクポム次官は5日午前、韓国放送(KBS)のラジオ番組『キム・ギョンネの最強時事』に出演し、「扇風機を使うなという指針はない。これは誤ったうわさ」と述べた。

 問題は「窓を随時開けて十分に換気するとしても、室内空気循環式の空気浄化装置・設備は稼動禁止」とした従来の学校防疫指針に反する教室でのエアコンの使用だ。パク次官は「3月の指針では、循環式空気清浄機やエアコンを使用すれば新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染をさらに広めうるため、使用を禁止したのは確か。5月の気候に合ったエアコン使用指針を作るため、感染症専門家や換気専門家と議論を始めている」と述べた。

 5月初めから初夏の天候が猛威を振るい、教室の蒸し暑さに対する憂慮が高まっている状況で、エアコンの使用を完全に禁止することは現実的に難しそうだ。パク次官は「エアコンを使う場合は、休み時間の度に窓を開けて換気をしたり、エアコン使用中も一部の窓を開けておくなど、様々な方策を検討している」と述べ、エアコン使用の可能性を残している。防疫当局もエアコン使用の可能性に前向きだ。中央防疫対策本部(防対本)のクォン・ジュヌク副本部長はこの日の定例ブリーフィングで「原則的に防疫当局としては換気が重要だという点は明確だが、今年の夏休みがない状況において、室内の高温環境ではエアコンの使用は避けられないだろう。最善の安全な(エアコン使用)方法をなるべく早く専門家たちと確認する」と答えた。

イ・ユジン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/943664.html韓国語原文入力:2020-05-05 13:33
訳D.K

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